監査手続とは?
監査手続とは、監査人が監査の結論(監査意見)を導くために、監査証拠を収集・評価する具体的な作業内容や手順のこと。監査計画で立てた監査項目ごとに、どのような方法(インタビュー、資料閲覧、現地視察、システムからのデータ抽出確認など)で、どの程度の範囲・深さまで確認するかを定めて実施する。監査手続が不十分だと、収集した監査証拠の量や質が足りず、監査人は十分な根拠をもって結論を出すことができない。監査調書には、実施した監査手続の内容と結果が記録される。
ITパスポートの過去問では2回出題されています(2019年度〜2024年度)。
かんさてつづき
監査手続の意味
監査人が監査の結論(監査意見)を導くために、監査証拠を収集・評価する具体的な作業内容や手順のこと。監査計画で立てた監査項目ごとに、どのような方法(インタビュー、資料閲覧、現地視察、システムからのデータ抽出確認など)で、どの程度の範囲・深さまで確認するかを定めて実施する。監査手続が不十分だと、収集した監査証拠の量や質が足りず、監査人は十分な根拠をもって結論を出すことができない。監査調書には、実施した監査手続の内容と結果が記録される。
監査手続の具体例
「アクセスログが適切に取得・保管されているか」を確認するために、担当者へのインタビューに加えて、実際のログファイルをサンプル抽出して確認する、という一連の作業が監査手続にあたる。
監査手続は試験でどう引っ掛けられる?
監査手続は監査計画そのものではなく、計画に基づいて実際に証拠を集める「実施段階の作業」である点に注意する。
監査手続と関連する用語
監査手続が出た過去問
システム監査の業務は、監査計画の立案、監査証拠の入手と評価、監査手続の実施、監査報告書の作成、フォローアップのプロセスに分けられる。これらのうち、適切な対策の実…
正解:フォローアップ
要点:フォローアップで改善提案の実施状況を確認・指導する
システム監査の一連の流れの最後にあるフォローアップは、報告書で示した改善提案が実際に実施されているかを確認し、必要に応じて助言や指導を行うプロセスである。指摘して終わりでは改善につながらないため、実施状況を追跡することに意味がある。ただし監査人は独立性を保つ立場なので、改善作業そのものを代行するわけではない。
出典:令和1年度 春期 ITパスポート試験 問55(IPA)システム監査人の役割として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a 監査手続の種類、実施時期、適用範囲などについて、監査計画を立案する。 b 監査の目的に…
正解:a, d
要点:監査人は計画・報告とフォローアップを担い、改善は指示しない
システム監査人は独立した立場から、監査計画の立案・監査の実施・報告・改善状況のフォローアップ(モニタリング)までを担います。一方、報告書は依頼者である経営者に提出するものであり社内に一般公開する性質のものではなく、改善の実施を業務命令として指示するのは被監査部門の管理者や経営者の役割です。よって監査計画の立案と改善実施状況のモニタリングの組合せが適切です。
出典:令和6年度 秋期 ITパスポート試験 問42(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。