ABC分析・パレート図とは?
ABC分析・パレート図とは、ABC分析は、売上や在庫金額などの構成比が大きい順に対象をA・B・Cのランクへ分類し、重点管理すべき対象を絞り込む手法。パレート図は、項目別の件数・金額を大きい順に並べた棒グラフと累積構成比の折れ線を組み合わせた図で、「上位少数の項目が全体の大半を占める」というパレートの法則を可視化する。
ITパスポートの過去問では14回出題されています(2009年度〜2024年度)。
えーびーしーぶんせき・ぱれーとず
ABC分析・パレート図の意味
ABC分析は、売上や在庫金額などの構成比が大きい順に対象をA・B・Cのランクへ分類し、重点管理すべき対象を絞り込む手法。パレート図は、項目別の件数・金額を大きい順に並べた棒グラフと累積構成比の折れ線を組み合わせた図で、「上位少数の項目が全体の大半を占める」というパレートの法則を可視化する。
ABC分析・パレート図の具体例
在庫金額の上位20%の品目で全体の80%を占めると分かれば、その品目だけ定期発注方式で厳密に管理し、残りは簡便な方式に切り替える。
ABC分析・パレート図は試験でどう引っ掛けられる?
重点分析のABC分析と、原価計算手法のABC(活動基準原価計算:Activity-Based Costing)は略語が同じだけの別物で、設問で入れ替えられる定番。パレート図の折れ線は累積構成比であって度数分布ではない(分布を見るのはヒストグラム)。QC七つ道具では、重点を絞るのがパレート図、原因を洗い出すのが特性要因図と役割が分かれる。
ABC分析・パレート図と関連する用語
ABC分析・パレート図が出た過去問
パレート図の使用が最も適切である分析対象はどれか。
正解:品質不良の要因ごとの構成比率
要点:パレート図は要因を件数順に並べ重点対策先を絞る図
パレート図は、項目ごとの件数を大きい順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線で重ねた図である。どの要因が全体の大部分を占めるかが一目で分かるため、品質不良の原因を重要度順に整理し、優先して対策すべき項目を絞り込む用途に適している。上位少数の要因が全体の大半を占めるという重点指向の考え方を支える道具である。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問2(IPA)ABC分析の説明として、適切なものはどれか。
正解:優先的に管理すべき対象を明確にするために、売上金額などの累積構成比を基に重要度のランク付けを行う手法
要点:ABC分析は累積構成比で重点管理対象を絞る
ABC分析は、売上金額などの大きい順に項目を並べ、累積構成比を計算してA・B・Cのランクに分ける手法である。全体への寄与が大きい少数の項目を見つけ、そこへ管理の労力を集中させる考え方で、パレートの法則が背景にある。パレート図を用いて視覚化することが多い。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問23(IPA)パレート図の説明として,適切なものはどれか。
正解:分類項目別に分けたデータを件数の多い順に並べた棒グラフで示し,重ねて総件数に対する比率の累積和を折れ線グラフで示した図
要点:パレート図=件数順の棒グラフ+累積比率の折れ線
パレート図は、分類項目ごとの件数を多い順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線グラフで重ねた図である。上位の少数の項目が全体の大部分を占めるという傾向を読み取れるため、ABC分析と組み合わせて重点的に対策すべき項目を絞り込む場面で使われる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問14(IPA)ABC分析で使用する図として、適切なものはどれか。
正解:パレート図
要点:ABC分析で使う図はパレート図
ABC分析は売上や在庫などの金額が大きい順に項目を並べ、累積比率をもとにA・B・Cのグループへ分けて重点管理する手法である。このとき使うのが、棒グラフで各項目の値を降順に示し、折れ線で累積比率を重ねたパレート図である。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問14(IPA)システム開発プロジェクト遂行における品質管理を行うために、開発工程の流れ図を作成した。当該流れ図の利用目的として、適切なものはどれか。
正解:作業プロセスのどこでどのような問題が発生しうるかを検討する。
要点:工程の流れ図は問題の起こりやすい箇所の検討に使う
開発工程の流れ図(フローチャート)は、作業の順序や分岐を可視化したものである。工程を目に見える形にすることで、どの作業のどこで手戻りやミスが生じやすいかを関係者で洗い出し、事前に対策を検討できる。原因と結果の関連づけは連関図や特性要因図、原因別の発生頻度の把握はパレート図が担う役割である。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問44(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。