JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)とは?
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)とは、システム・ソフトウェア製品の品質を体系化した規格。製品品質モデルは機能適合性、性能効率性、互換性、使用性、信頼性、セキュリティ、保守性、移植性の8つの特性から成り、各特性は副特性に細分される。
ITパスポートの過去問では8回出題されています(2010年度〜2025年度)。
じすえっくすにまんごせんじゅう
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)の意味
システム・ソフトウェア製品の品質を体系化した規格。製品品質モデルは機能適合性、性能効率性、互換性、使用性、信頼性、セキュリティ、保守性、移植性の8つの特性から成り、各特性は副特性に細分される。
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)の具体例
保守性の副特性であるモジュール性・再利用性・解析性・修正性・試験性を評価観点に、保守しやすさを定量指標で測る。
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)は試験でどう引っ掛けられる?
品質特性の一覧をリスク識別のチェックリストとして使い、非機能面の見落としを防ぐ使い方も問われる。「利用時の品質モデル」(有効性・効率性・満足性・リスク回避性・利用状況網羅性)とは別のモデルである点にも注意。セキュリティを機能要件だけで捉えるのは誤りで、認証機能の有無は機能適合性寄りだが、機密性・完全性・否認防止はセキュリティ特性として別に評価する。使用性を「見た目の良さ」と読むのも誤りで、習得のしやすさや誤操作の防止まで含む。
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)と関連する用語
JIS X 25010(SQuaRE 品質モデル)が出た過去問
ソフトウェアの品質評価の基準である品質特性には、機能性、信頼性、使用性、効率性などがある。機能性に関するテストとして、適切なものはどれか。
正解:使用目的や要件に従って正しく動作することを検証する。
要点:機能性は要件どおり正しく動くかを見る品質特性
品質特性のうち機能性は、必要な機能が備わり、仕様どおりに正しく動作するかという側面を指す。応答時間は効率性、故障からの回復のしやすさは信頼性、操作の分かりやすさは使用性に対応するので、区別して覚えるとよい。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問38(IPA)ソフトウェアの品質特性は,機能性,使用性,信頼性,移植性などに分けられる。使用性に分類されるものはどれか。
正解:利用者の習熟時間が短い。
要点:使用性は分かりやすさ・覚えやすさなど使う側の性質
ソフトウェアの品質特性における使用性(使いやすさ)は、利用者が理解し、習得し、操作できるかどうかに関する性質である。習熟に要する時間が短いことは、習得のしやすさを表すため使用性に分類される。仕様どおり動くことは機能性、故障しにくさは信頼性、別環境へ移せることは移植性にあたる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問34(IPA)ソフトウェアの品質特性を、機能性、使用性、信頼性、移植性などに分類した場合、機能性に該当するものはどれか。
正解:仕様書どおりに操作ができ、適切な実行結果が得られる。
要点:機能性は仕様どおり動き正しい結果を出す品質特性
ソフトウェアの品質特性のうち機能性は、必要な機能が備わっており、仕様どおりに動作して正しい結果が得られるかを表す。障害からの回復しやすさは信頼性、別環境で動かせるかは移植性、覚えやすさや使いやすさは使用性に分類される。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問46(IPA)互換CPUに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:オリジナルのCPUで動作するのと同じOSやアプリケーションソフトを動作させることができる。
要点:互換CPUは同じ命令セットで同じソフトを動かせるCPU
互換CPUは、元となるCPUと同じ命令セットを実装しており、そのCPU向けに作られたOSやアプリケーションをそのまま動かせることを狙った製品である。命令の互換性が保たれているため、利用者はソフトウェアを入れ替えずに済む。特許の切れた技術やライセンスに基づいて開発されるもので、旧型機の延命専用というわけでもなく、マルチコア対応の製品も存在する。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問51(IPA)情報システムの要件は、業務要件を実現するための機能を記述した機能要件と、性能や保守のしやすさなどについて記述した非機能要件に分類することができる。機能要件に該当…
正解:システムが取り扱う入出力データの種類
要点:扱うデータや処理の中身は機能要件、性能・可用性は非機能
機能要件はシステムが業務を実現するために備えるべき働きを定めるもので、扱う入出力データの種類や項目、処理の内容、画面や帳票の仕様などが該当する。一方、許容復旧時間は可用性、品質やコストの目標は制約や品質特性にあたり非機能の側面である。移行手順は開発・移行計画の話であって、機能要件そのものではない。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問55(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。