ポートフォリオマネジメントとは?
ポートフォリオマネジメントとは、組織が抱える複数のプログラム・プロジェクト・定常業務を1つの束として扱い、経営戦略への貢献度・投資対効果・リスクの分散をもとに、実施の可否・優先順位・資源配分を決める活動。個々の成功ではなく、組織全体の投資の最適化が目的になる。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では3回出題されています(2018年度〜2021年度)。
ぽーとふぉりおまねじめんと
ポートフォリオマネジメントの意味
組織が抱える複数のプログラム・プロジェクト・定常業務を1つの束として扱い、経営戦略への貢献度・投資対効果・リスクの分散をもとに、実施の可否・優先順位・資源配分を決める活動。個々の成功ではなく、組織全体の投資の最適化が目的になる。
ポートフォリオマネジメントの具体例
単体では黒字が見込める案件でも、同じ希少スキルの要員を奪い合って戦略的な主力案件を遅らせるなら、着手を延期する、あるいは中止する判断が出る。四半期ごとに全案件を並べ、投資額・期待効果・リスクで序列を付け直すのが典型的な運用。
ポートフォリオマネジメントは試験でどう引っ掛けられる?
プログラムマネジメントが「相互に関連する複数プロジェクトから、まとめて得られる便益」を狙うのに対し、ポートフォリオの構成要素は互いに無関係でもよい。共通するのは同じ組織の資源と戦略を分け合っている点だけである。
ポートフォリオマネジメントと関連する用語
ポートフォリオマネジメントが出た過去問
PPMにおいて、投資用の資金源として位置付けられる事業はどれか。
正解:市場成長率が低く、相対的市場占有率が高い事業
要点:PPMの資金源は「金のなる木」(低成長・高シェア)
PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)では、市場成長率が低く相対的市場占有率が高い事業を「金のなる木」と呼ぶ。成長市場ではないため追加投資が少なくて済む一方、高いシェアから安定したキャッシュを生むので、他の事業への投資の資金源として位置付けられる。
出典:平成30年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問26(IPA)プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)における“花形”を説明したものはどれか。
正解:市場成長率、市場占有率ともに高い製品である。成長に伴う投資も必要とするので、資金創出効果は大きいとは限らない。
要点:花形は高成長・高シェアだが投資も多く必要な事業
PPMの「花形(スター)」は、市場成長率も相対的市場占有率もともに高い製品である。多くの資金を生む一方で、成長する市場での地位を守るために設備や販促への投資も必要となるため、正味の資金創出効果は必ずしも大きくならない。市場の成長が鈍化すれば「金のなる木」へ移行する。
出典:令和1年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問26(IPA)プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)マトリックスのa、bに入れる語句の適切な組合せはどれか。
正解:a:市場成長率 b:市場占有率
要点:PPMは縦軸に市場成長率、横軸に市場占有率をとる
PPMは、縦軸に市場成長率、横軸に市場占有率(相対的市場シェア)をとって事業を4象限に分類する手法である。成長率が高く占有率も高い事業が「花形」、成長率は高いが占有率が低い事業が「問題児」、成長率が低く占有率が高い事業が「金のなる木」、両方低い事業が「負け犬」となる。図でも縦軸a=市場成長率、横軸b=市場占有率とすれば各象限の名称と整合する。
出典:令和3年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問26(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。