契約形態(請負契約・準委任契約)・検収とは?
契約形態(請負契約・準委任契約)・検収とは、請負契約は成果物の完成を約束し完成しなければ原則報酬が発生しない契約。準委任契約は業務の遂行そのものを目的とし成果物の完成を約束せず役務提供の対価として報酬が支払われる契約。検収は納品された成果物が契約で定めた仕様・要件を満たすかを発注者側が確認し正式に受け入れる手続きで、完了をもって代金支払い義務が発生することが多い。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では3回出題されています(2016年度〜2025年度)。
けいやくけいたい(うけおいけいやく・じゅんいにんけいやく)・けんしゅう
契約形態(請負契約・準委任契約)・検収の意味
請負契約は成果物の完成を約束し完成しなければ原則報酬が発生しない契約。準委任契約は業務の遂行そのものを目的とし成果物の完成を約束せず役務提供の対価として報酬が支払われる契約。検収は納品された成果物が契約で定めた仕様・要件を満たすかを発注者側が確認し正式に受け入れる手続きで、完了をもって代金支払い義務が発生することが多い。
契約形態(請負契約・準委任契約)・検収の具体例
「指定仕様通りのシステムを完成させる」契約は請負契約、「一定期間常駐して保守作業を行う」契約は準委任契約にあたることが多い。
契約形態(請負契約・準委任契約)・検収は試験でどう引っ掛けられる?
分かれ目は完成義務があるか。請負は完成義務と契約不適合責任を負い、準委任は完成義務がなく善管注意義務を負う。またどちらの契約でも発注者が受注者の社員へ直接指揮命令することはできない(すると偽装請負)。指揮命令できるのは労働者派遣契約だけ、という3者の切り分けが定番。検収は単なる納品ではなく、発注者が要件充足を確認して受け入れる手続きである。
契約形態(請負契約・準委任契約)・検収と関連する用語
契約形態(請負契約・準委任契約)・検収が出た過去問
“情報システム・モデル取引・契約書”によれば、要件定義工程を実施する際に、ユーザ企業がベンダと締結する契約の形態について適切なものはどれか。
正解:構築するシステムがどのような機能となるか明確になっていないので準委任契約にした。
要点:要件定義は成果が未確定なため準委任契約が基本
要件定義工程は、ユーザ企業が主体となって業務要件を固めていく段階であり、開始時点では何を作るかが確定していないため成果物の完成責任を負わせにくい。モデル取引・契約書でも、ベンダが専門的な支援を提供する準委任契約とすることが基本とされている。
出典:平成28年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問25(IPA)システム開発委託契約の委託報酬におけるレベニューシェア契約の特徴はどれか。
正解:開発するシステムから得られる収益を委託側が受託側にあらかじめ決められた配分率で分配する。
要点:レベニューシェアは収益を決めた配分率で分け合う
レベニューシェア契約は、開発したシステムが生む収益を、あらかじめ決めた配分率で委託側と受託側が分け合う契約形態である。受託側は初期の開発費を抑えて引き受ける代わりに、収益が上がれば分配を受けられるが、収益が出なければ報酬も減るため、双方がリスクとリターンを共有する点が特徴である。
出典:令和3年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問25(IPA)ベンダーX社に対して、表に示すように要件定義フェーズから運用テストフェーズまでを委託したい。X社との契約に当たって、“情報システム・モデル取引・契約書<第二版>…
正解:a, d
要点:要件定義と運用テストは準委任型が適切とされる
情報システム・モデル取引・契約書では、成果物の完成責任を負わせにくい工程は準委任型が適切とされる。表のaは要件定義、dは運用テストであり、いずれも利用者側の主体的な関与が前提となるため準委任型が適切とされる。bのシステム内部設計とcのシステム結合は請負型が適切である。
出典:令和7年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問25(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。