重み付け総合評価法とは?
重み付け総合評価法とは、複数の評価項目を持つ案を比べるとき、項目ごとに重要度(重み)を決め、各案の評価点に重みを掛けて合計した総合評価値で順位を付ける方法。性能・保守性・価格のように単位の違う項目を一つの数値にまとめられるため、機種選定・ベンダ選定・改善案の絞り込みに広く使われる。重みの決め方が結論を左右するので、評価に入る前に関係者で重みを合意しておくことが要点になる。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では6回出題されています(2017年度〜2024年度)。
おもみづけそうごうひょうかほう
重み付け総合評価法の意味
複数の評価項目を持つ案を比べるとき、項目ごとに重要度(重み)を決め、各案の評価点に重みを掛けて合計した総合評価値で順位を付ける方法。性能・保守性・価格のように単位の違う項目を一つの数値にまとめられるため、機種選定・ベンダ選定・改善案の絞り込みに広く使われる。重みの決め方が結論を左右するので、評価に入る前に関係者で重みを合意しておくことが要点になる。
重み付け総合評価法の具体例
3機種を「性能(重み2)・保守性(重み2)・価格(重み1)」で評価し、機種Aが7点・6点・5点なら2×7+2×6+1×5=31点、機種Dが5点・7点・4点なら2×5+2×7+1×4=28点となり、合計が最大の機種Aを選ぶ。
重み付け総合評価法は試験でどう引っ掛けられる?
重みを掛けずに素点を足すと順位が入れ替わる。素点の合計が最も高い案が必ず選ばれるとは限らない点が繰り返し問われる。重みが「4:2:1」のように比で示されたときは、合計を1に直さずそのまま掛けてよい。
重み付け総合評価法と関連する用語
重み付け総合評価法が出た過去問
容量がaMバイトでアクセス時間がxナノ秒の命令キャッシュと、容量がbMバイトでアクセス時間がyナノ秒の主記憶をもつシステムにおいて、CPUからみた、主記憶と命令…
正解:(1-r)・x + r・y
要点:平均アクセス時間=ヒット率×高速側+ミス率×低速側
平均アクセス時間は、ヒット時とミス時の時間を出現割合で重み付けした期待値である。ミス率がrなのでヒット率は1-rとなり、ヒット時はキャッシュのx、ミス時は主記憶のyがかかる。したがって(1-r)x+ryとなり、容量a・bは重みには関係しない。
出典:平成29年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問4(IPA)ソフトウェアの機能量に着目して開発規模を見積もるファンクションポイント法で、調整前FPを求めるために必要となる情報はどれか。
正解:画面数
要点:FP法は画面・帳票・ファイルなど機能の数から規模を測る
ファンクションポイント法は、利用者から見える機能の量からシステムの規模を測る手法である。外部入力・外部出力・外部照会・内部論理ファイル・外部インタフェースファイルの5種類のファンクションを数え、複雑度で重み付けして調整前FPを算出する。画面数は外部入力・外部出力・外部照会の件数に直結するので必要な情報である。
出典:平成30年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)容量がaMバイトでアクセス時間がxナノ秒の命令キャッシュと、容量がbMバイトでアクセス時間がyナノ秒の主記憶をもつシステムにおいて、CPUからみた、主記憶と命令…
正解:(1-r)・x + r・y
要点:平均アクセス時間=ヒット率×高速側+ミス率×低速側
平均アクセス時間は、キャッシュにヒットしたときとミスしたときの時間を、それぞれの発生確率で重み付けした期待値になる。ミス率がrなのでヒット率は(1-r)であり、平均アクセス時間は (1-r)・x + r・y と表される。容量aやbは確率とは無関係なので式には現れない。
出典:令和1年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問5(IPA)あるシステム導入プロジェクトで、調達候補のパッケージ製品を多基準意思決定分析の加重総和法を用いて評価する。製品A~製品Dのうち、総合評価が最も高い製品はどれか。…
正解:製品C
要点:加重総和法は「評価点×重み」の合計で比較する
加重総和法では、各評価項目の点数に重みを掛けて合計する。重みは機能要件5、非機能要件1、導入費用4なので、A=7×5+9×1+8×4=76、B=8×5+10×1+5×4=70、C=9×5+4×1+7×4=77、D=9×5+7×1+6×4=76となる。最も高いのは77点の製品Cである。
出典:令和4年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)コンジョイント分析の説明はどれか。
正解:商品がもつ価格、デザイン、使いやすさなど、購入者が重視している複数の属性の組合せを分析する手法
要点:コンジョイント分析は属性の組合せから重視点を推定する
コンジョイント分析は、価格・デザイン・使いやすさといった複数の属性を組み合わせた仮想的な商品案を提示し、回答者の総合評価から各属性がどれだけ選好に影響しているかを推定する手法である。属性ごとの重要度や、どの水準の組合せが最も好まれるかを定量的に把握できる。
出典:令和4年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問26(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。