ルーティングテーブルとは?
ルーティングテーブルとは、宛先ネットワーク、プレフィックス長、ネクストホップ、出力インタフェース、メトリックなどを対応付けた表。ルータは受信パケットの宛先IPをこの表と照合し、最長一致した経路へ転送する。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では6回出題されています(2016年度〜2024年度)。
るーてぃんぐてーぶる
ルーティングテーブルの意味
宛先ネットワーク、プレフィックス長、ネクストホップ、出力インタフェース、メトリックなどを対応付けた表。ルータは受信パケットの宛先IPをこの表と照合し、最長一致した経路へ転送する。
ルーティングテーブルの具体例
直接接続、スタティックルート、ルーティングプロトコルが学習した経路が混在し、優先度(アドミニストレーティブディスタンス)で採用が決まる。
ルーティングテーブルは試験でどう引っ掛けられる?
L2スイッチのMACアドレステーブルと役割が違う。照合する宛先がIPアドレス(ネットワーク単位)かMACアドレス(端末単位)かが分岐点。また異なるプロトコル同士の優先はアドミニストレーティブディスタンス、同じプロトコル内での優劣はメトリックで決まり、この2つを取り違えやすい。
ルーティングテーブルと関連する用語
ルーティングテーブルが出た過去問
MPLSの説明として、適切なものはどれか。
正解:ラベルと呼ばれる識別子を挿入することによって、IPアドレスに依存しないルーティングを実現する、ラベルスイッチング方式を用いたパケット転送技術である。
要点:MPLSはラベルを見て転送するラベルスイッチング技術
MPLSは、パケットにラベルと呼ばれる固定長の識別子を付与し、ラベルの値だけを見て転送するパケット転送技術である。ルータは経路表を都度検索する代わりにラベルを付け替えて転送するため、IPアドレスに依存しない経路制御ができ、VPNやトラフィックエンジニアリングにも応用される。
出典:平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問9(IPA)図のようなルータ6台から成るネットワークにおいて、宛先IPアドレス10.100.100.1のIPパケットをルータYから受け取ったルータZは、どのルータに転送する…
正解:ルータA
要点:最長一致法は一致する中で最長マスクの経路を選ぶ
最長一致法では、宛先アドレスに一致する経路のうちサブネットマスクが最も長いものを選ぶ。10.100.100.1は、10.64.0.0/11(10.64〜10.95)、10.96.0.0/14(10.96〜10.99)、10.128.0.0/9(10.128〜10.255)のいずれにも含まれない。一致するのは10.0.0.0/8だけなので、ネクストホップ192.168.1.254、すなわちルータAへ転送される。
出典:平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)IPv4におけるICMPのメッセージに関する説明として、適切なものはどれか。
正解:転送されてきたデータグラムを受信したルータが、そのネットワークの最適なルータを送信元に通知して経路の変更を要請するには、Redirectを使用する。
要点:ICMP Redirectはより適切な次ホップを送信元へ通知
Redirectは、受信したデータグラムについて、同一ネットワーク上にもっと適切な次ホップのルータが存在することを、ルータが送信元ホストに知らせるメッセージである。これを受けたホストは経路表を修正し、以後は通知されたルータへ直接送るようになる。
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7(IPA)IPv4のアドレス割当てを行う際に、クラスA〜Cといった区分にとらわれずに、ネットワークアドレス部とホストアドレス部を任意のブロック単位に区切り、IPアドレスを…
正解:CIDR
要点:CIDRはクラスに縛られずプレフィックス長で区切る
CIDRは、アドレスをクラスの区切りに縛られずプレフィックス長で自由に分割・集約する方式である。必要な規模に近いブロック単位で割り当てられるためアドレスの無駄が減り、複数の経路を1つにまとめる経路集約によってルータの経路表の増大も抑えられる。
出典:令和1年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(IPA)MPLSの説明として、適切なものはどれか。
正解:ラベルと呼ばれる識別子を挿入することによって、IPアドレスに依存しないルーティングを実現する、ラベルスイッチング方式を用いたパケット転送技術である。
要点:MPLSはラベルを見て転送するラベルスイッチング技術
MPLS(Multi-Protocol Label Switching)は、IPパケットにラベルという短い固定長の識別子を付け、ラベルの値だけを見て高速に転送する技術である。転送のたびに宛先IPアドレスで経路表を検索する必要がなく、ラベルの付け替え(スワップ)で経路が決まる。IP以外のプロトコルも運べ、VPNやトラフィックエンジニアリングの基盤として使われる。
出典:令和3年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問11(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。