権威DNSサーバ/キャッシュDNSサーバとは?
権威DNSサーバ/キャッシュDNSサーバとは、自身が管理するゾーンの情報を回答するのが権威サーバ、利用者に代わって権威サーバへ問い合わせ結果を保持・再利用するのがキャッシュサーバ。両者は役割も公開範囲も異なり、1台に同居させるとポイズニングや情報漏えいの危険が増すため分離するのが原則である。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2022年度〜2025年度)。
けんいでぃーえぬえすさーば/きゃっしゅでぃーえぬえすさーば
権威DNSサーバ/キャッシュDNSサーバの意味
自身が管理するゾーンの情報を回答するのが権威サーバ、利用者に代わって権威サーバへ問い合わせ結果を保持・再利用するのがキャッシュサーバ。両者は役割も公開範囲も異なり、1台に同居させるとポイズニングや情報漏えいの危険が増すため分離するのが原則である。
権威DNSサーバ/キャッシュDNSサーバの具体例
外部公開用の権威サーバはインターネットからの問合せを受けるが再帰問合せは拒否する。社内端末が使うキャッシュサーバは社内からのみ受け付ける。この切り分けができていないと、外部から社内向けの名前を引かれたり、攻撃の踏み台にされたりする。
権威DNSサーバ/キャッシュDNSサーバは試験でどう引っ掛けられる?
「DNSサーバ」と一括りにすると、対策や設定の対象を取り違える。キャッシュ保持時間の話は権威サーバの負荷ではなくキャッシュ側の挙動であり、レコード変更が反映されない事象の原因もキャッシュ側にある。
権威DNSサーバ/キャッシュDNSサーバと関連する用語
権威DNSサーバ/キャッシュDNSサーバが出た過去問
DNSの再帰的な問合せを使ったサービス妨害攻撃(DNSリフレクタ攻撃)の踏み台にされないための対策はどれか。
正解:DNSサーバをDNSキャッシュサーバと権威DNSサーバに分離し、インターネット側からDNSキャッシュサーバに問合せできないようにする。
要点:オープンリゾルバをなくすことがDNS反射攻撃の踏み台対策
DNSリフレクタ攻撃の踏み台になるのは、外部の誰からでも再帰的問合せを受け付けてしまうオープンリゾルバである。キャッシュサーバ(再帰問合せに応じる)と権威サーバ(自ゾーンの応答だけ返す)を分離し、キャッシュサーバへの問合せは内部からだけに制限することで、踏み台にされることを防げる。
出典:令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問21(IPA)DNSSECの機能はどれか。
正解:DNSサーバから受け取るリソースレコードに対するデジタル署名を利用して、リソースレコードの送信者の正当性とデータの完全性を検証する。
要点:DNSSECは署名検証でレコードの出所と完全性を確かめる
DNSSECは、DNSのリソースレコードにデジタル署名を付け、受け取った側が公開鍵で検証する仕組みである。これにより、そのレコードが正当な権威DNSサーバから発行されたもので、途中で改ざんされていないことを確認できる。キャッシュポイズニングによる偽の応答の混入を防ぐことが目的である。
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。