耐タンパ性とは?
耐タンパ性とは、機器を物理的に分解・解析・改造しようとしたとき、内部の秘密情報を読み取らせない性質。ICカードやHSM、認証トークンに求められ、樹脂充填や配線の難読化に加え、開封を検知すると鍵を消去する仕組みまで含めて設計される。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2018年度〜2025年度)。
たいたんぱせい
耐タンパ性の意味
機器を物理的に分解・解析・改造しようとしたとき、内部の秘密情報を読み取らせない性質。ICカードやHSM、認証トークンに求められ、樹脂充填や配線の難読化に加え、開封を検知すると鍵を消去する仕組みまで含めて設計される。
耐タンパ性の具体例
VPN装置の鍵を格納するHSMは、筐体を開けるとメッシュ配線の断線を検知して内部の秘密鍵をゼロクリアする。これにより装置を持ち去られても鍵は復元できず、盗難時の対応は証明書の失効と再発行だけで済む。
耐タンパ性は試験でどう引っ掛けられる?
暗号アルゴリズムの強度と混同しやすい。耐タンパ性が守るのは実装と保管であり、消費電力や処理時間の差から鍵を推定するサイドチャネル攻撃への耐性も含む点が問われやすい。
耐タンパ性と関連する用語
耐タンパ性が出た過去問
TLSに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:TLSで使用する個人認証用のディジタル証明書は、ICカードにも格納することができ、利用するPCを特定のPCに限定する必要はない。
要点:個人証明書はICカードに格納でき利用PCを選ばない
TLSの個人認証用ディジタル証明書は、秘密鍵とともにICカードなどの耐タンパ性のある媒体に格納できる。カードを持ち歩けばどのPCからでも本人として認証を受けられるため、利用するPCを特定の1台に限定する必要はない。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問20(IPA)TLSに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:TLSで使用する個人認証用のデジタル証明書は、ICカードにも格納することができ、利用するPCを特定のPCに限定する必要はない。
要点:TLSクライアント証明書はICカード格納でPCを限定せず使える
TLSのクライアント認証にはデジタル証明書と対応する秘密鍵が必要だが、これらをICカードなどの耐タンパ性のある媒体に格納すれば、カードを挿したどのPCからでも本人認証ができる。したがって利用するPCを特定の1台に限定する必要はない。証明書はあくまで利用者に紐づくものである。
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問16(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。