リード・ラグとは?
リード・ラグとは、依存関係に与える時間の調整値。リードは後続を先行の完了前に前倒しできる時間(負の待ち)、ラグは先行の完了後に必要な待ち時間(正の待ち)を表す。同じ依存関係のままでも、リード・ラグの設定で全体の期間とクリティカルパスが変わる。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では3回出題されています(2021年度〜2025年度)。
りーど・らぐ
リード・ラグの意味
依存関係に与える時間の調整値。リードは後続を先行の完了前に前倒しできる時間(負の待ち)、ラグは先行の完了後に必要な待ち時間(正の待ち)を表す。同じ依存関係のままでも、リード・ラグの設定で全体の期間とクリティカルパスが変わる。
リード・ラグの具体例
「設計が7割終わった時点で実装に着手する」は終了-開始関係にリード5日を与える形で表現する。「コンクリート養生に7日」「発注から納品まで20日」は作業ではなく待ちなので、ダミーの作業を置かずラグとして設定するのが正しい。
リード・ラグは試験でどう引っ掛けられる?
リードを入れて工程を重ねることはファストトラッキング相当の前倒しであり、手戻りリスクを伴う。純粋な待ち時間であるラグと混同しない。またラグを作業として登録すると、要員が張り付いているように見えて資源計画が狂う。
リード・ラグと関連する用語
リード・ラグが出た過去問
アクティビティA〜Eによって実施する開発プロジェクトがある。図は、各アクティビティの依存関係をPDM(プレシデンスダイアグラム法)で表している。開発プロジェクト…
正解:12
要点:FS−nはリード、FS+nはラグ。遅い経路が開始日を決める
PDMではFS-nがリードを、FS+nがラグを表す。Aは2日で終わり、Bは2日目から5日目まで。CはBの完了2日前、すなわち3日目から始まり4日かけて7日目に終わる。DはAの完了2日後の4日目から始まり4日かけて8日目に終わるので、両者が合流するEは8日目から4日かけて12日目に完了し、最少所要日数は12日となる。
出典:令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問4(IPA)ソフトウェアの規模の見積り方法のうち、利用者機能要件と機能プロセスに着目して、機能プロセスごとに①〜③の手順で見積りを行うものはどれか。 ①データ移動を型として…
正解:COSMIC法
要点:COSMIC法はデータ移動を4種類に分類して機能規模を測る
COSMIC法は、機能規模測定手法の一つで、利用者機能要件を機能プロセスに分け、その中でのデータ移動を数えて規模を測る。データ移動はエントリ、エグジット、リード(読込み)、ライト(書込み)の4種類に分類され、それぞれの個数に単位規模を掛けて合計する。ファンクションポイント法の系譜にあるが、データ移動に着目する点が特徴である。
出典:令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問9(IPA)図は、実施する三つのアクティビティについて、プレシデンスダイアグラム法を用いて、依存関係及び必要な作業日数を示したものである。全ての作業を完了するための所要日数…
正解:12
要点:リードは開始を前倒し、ラグは開始を後ろへずらす
終了ー開始関係でリード2日があるので、Bは先行するAの完了を2日先取りして開始でき、Aの6日に対しBは5日目から始まって11日目に終わる。BとCは開始ー開始関係でラグ3日なので、CはBの開始から3日後、すなわち8日目に始まり5日間で12日目に終わる。全体の所要日数は両者の遅い方をとって12日となる。
出典:令和7年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問6(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。