オブジェクト指向の基礎(カプセル化・継承・多態性)とは?
オブジェクト指向の基礎(カプセル化・継承・多態性)とは、データと操作をひとまとめにし外部から隠す「カプセル化」、既存のクラスの性質を引き継ぐ「継承」、同じ操作名でもオブジェクトの種類によって異なる動作をする「多態性(ポリモーフィズム)」という3つの代表的な性質。応用情報ではこれらを踏まえたUMLでの設計表現や、デザインパターンといった実践的な内容が問われる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では2回出題されています(2021年度〜2024年度)。
おぶじぇくとしこうのきそ
オブジェクト指向の基礎(カプセル化・継承・多態性)の意味
データと操作をひとまとめにし外部から隠す「カプセル化」、既存のクラスの性質を引き継ぐ「継承」、同じ操作名でもオブジェクトの種類によって異なる動作をする「多態性(ポリモーフィズム)」という3つの代表的な性質。応用情報ではこれらを踏まえたUMLでの設計表現や、デザインパターンといった実践的な内容が問われる。
オブジェクト指向の基礎(カプセル化・継承・多態性)の具体例
「図形」クラスを継承した「円」クラスと「四角形」クラスが、それぞれ異なる計算式で「面積を求める」という同名の操作を実装するのは多態性の例。
オブジェクト指向の基礎(カプセル化・継承・多態性)は試験でどう引っ掛けられる?
用語の対応が入れ替わりやすい。データと操作を1つにまとめること自体は「カプセル化」で、外から中身を見せないことが「情報隠蔽」。両者はセットで語られるが同義ではない。またオーバーライド(親クラスの操作を子クラスで再定義する)とオーバーロード(同名で引数の型・個数が違う操作を複数用意する)も混同しやすく、多態性の説明として問われるのは主に前者。汎化・特化の向きも定番で、共通点をまとめて親クラスにするのが汎化、親から個別の子クラスへ分けるのが特化。
オブジェクト指向の基礎(カプセル化・継承・多態性)と関連する用語
オブジェクト指向の基礎(カプセル化・継承・多態性)が出た過去問
レイヤ3ネットワーク内に論理的なレイヤ2ネットワークをカプセル化によって構築するプロトコルはどれか。
正解:VXLAN
要点:VXLANはIP網上に論理的なL2網をカプセル化で作る
VXLANは、イーサネットフレームをUDPで包んでIPネットワーク上を運ぶことで、レイヤ3で分断された拠点やサーバ間に論理的なレイヤ2セグメントを作る技術である。24ビットのVNIによって約1,677万の論理ネットワークを識別でき、VLAN IDが12ビットで4,094までに限られる制約を解消する。データセンタの仮想化基盤やマルチテナント環境で広く使われる。
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問18(IPA)ネットワーク層のパケットを対象としてIPパケットでカプセル化し,トンネリングを行えるプロトコルはどれか。
正解:IPsec
要点:IPsecトンネルモードはIPパケットをIPでカプセル化する
IPsecのトンネルモードは、元のIPパケット全体を暗号化・認証した上で新しいIPヘッダーを付けて送出する。つまりネットワーク層のパケットをIPパケットでカプセル化してトンネリングする方式であり、拠点間VPNの標準的な手段となっている。
出典:令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問18(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。