RSAとは?
RSAとは、大きな数の素因数分解が困難であることを安全性の根拠とする公開鍵暗号方式の代表的なアルゴリズム。暗号化だけでなくディジタル署名にも利用される。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では3回出題されています(2021年度〜2023年度)。
アールエスエー
RSAの意味
大きな数の素因数分解が困難であることを安全性の根拠とする公開鍵暗号方式の代表的なアルゴリズム。暗号化だけでなくディジタル署名にも利用される。
RSAの具体例
サーバ証明書の鍵ペア生成など、PKIの基盤となる場面でRSAが使われることが多い。
RSAは試験でどう引っ掛けられる?
用途によって使う鍵の向きが逆になる。秘密にしたい通信では暗号化に受信者の公開鍵、復号に受信者の秘密鍵を使うが、ディジタル署名では署名に送信者の秘密鍵、検証に送信者の公開鍵を使う。共通鍵暗号のAESと混同しないこと。
RSAと関連する用語
RSAが出た過去問
PQC(Post-Quantum Cryptography)はどれか。
正解:量子コンピュータを用いた攻撃に対しても、安全性を保つことができる暗号方式
要点:PQCは量子計算機による解読にも耐える暗号方式
PQCは耐量子計算機暗号とも呼ばれ、量子コンピュータ上で動くショアのアルゴリズムなどによる解読に耐えられると考えられている暗号方式の総称である。素因数分解や離散対数の困難さに依存するRSAや楕円曲線暗号は量子計算に弱いため、格子、符号、多変数多項式、ハッシュベースなど別の数学的困難性に基づく方式が標準化されている。従来の計算機上で動作する点が量子鍵配送との違いである。
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問3(IPA)TLS 1.3の暗号スイートに関する説明のうち、適切なものはどれか。
正解:認証暗号アルゴリズムとハッシュアルゴリズムの組みで構成されている。
要点:TLS1.3の暗号スイートはAEADとハッシュの組で表す
TLS 1.3では暗号スイートの構成が簡素化され、鍵交換や署名の指定が切り離された結果、認証付き暗号(AEAD)のアルゴリズムと、鍵導出などに用いるハッシュアルゴリズムの組合せだけで表される。AES-GCMやChaCha20-Poly1305といったAEADのみが許され、CBCモードやRC4、静的RSA鍵交換など安全性に懸念のある方式は排除された。
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問17(IPA)TLS 1.3の暗号スイートに関する説明のうち、適切なものはどれか。
正解:AEAD (Authenticated Encryption with Associated Data) とハッシュアルゴリズムの組みで構成されている。
要点:TLS1.3の暗号スイートはAEADとハッシュの組合せだけ
TLS 1.3では暗号スイートの構成が簡素化され、AEAD方式の共通鍵アルゴリズムと、鍵導出などに用いるハッシュアルゴリズムの組合せだけを表すようになった。鍵交換方式やサーバ認証方式はスイートから切り離され、別の拡張で個別に折衝される。またCBCモードやRC4、静的RSA鍵交換など安全性に懸念のある方式は廃止されている。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問2(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。