リリース及び展開管理とは?
リリース及び展開管理とは、承認された変更をリリースパッケージとして構築・テストし、本番環境へ展開して、稼働を確認するまでを管理するプロセス。展開の方式、実施計画、利用者への教育、稼働直後の支援までを含む。
ITサービスマネージャ試験の過去問では5回出題されています(2016年度〜2025年度)。
りりーすおよびてんかいかんり
リリース及び展開管理の意味
承認された変更をリリースパッケージとして構築・テストし、本番環境へ展開して、稼働を確認するまでを管理するプロセス。展開の方式、実施計画、利用者への教育、稼働直後の支援までを含む。
リリース及び展開管理の具体例
修正モジュールと設定ファイルを1つのリリース単位にまとめ、検証環境でテストしてDMLに登録し、計画された停止時間に本番へ配布する。
リリース及び展開管理は試験でどう引っ掛けられる?
「変更の承認」は変更管理の活動で、このプロセスには含まれない。逆に「リリースの構築・テスト・展開・稼働確認」がこのプロセスの活動である。
リリース及び展開管理と関連する用語
リリース及び展開管理が出た過去問
ITサービスマネジメントにおける変更要求に対する活動のうち、リリース及び展開管理プロセスに含まれるものはどれか。
正解:稼働環境に展開される変更された構成品目(CI)の集合の構築
要点:リリースパッケージの構築・展開はリリース及び展開管理の範囲
リリース及び展開管理は、承認された変更を稼働環境へ届けるプロセスで、リリースパッケージの構築・テスト・展開・展開後の確認を担当する。稼働環境に投入する構成品目の集合をまとめて構築する作業はまさにこのプロセスの範囲である。変更要求の記録や影響評価、CABの召集はいずれも変更管理の活動である。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問8(IPA)ITIL 2011 editionで定義されるサービスのライフサイクルにおける、サービストランジション段階に対応する説明はどれか。
正解:顧客及び利害関係者の満足度を改善するために、サービス要件に規定された要件と制約に沿って、サービスを利用できるようにする。
要点:サービストランジションは設計したサービスを稼働へ移す段階
サービストランジションは、サービスデザインで作り上げた新規または変更されたサービスを、要件と制約を満たしたまま稼働環境へ移行し、実際に利用できる状態にする段階である。変更管理、構成管理、リリース及び展開管理、サービス資産管理などがこの段階に属する。設計そのものはサービスデザイン、運用改善は継続的サービス改善が担う。
出典:平成29年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問1(IPA)ITサービスマネジメントにおける変更要求に対する活動のうち、リリース及び展開管理プロセスに含まれるものはどれか。
正解:稼働環境に展開される変更された構成品目(CI)の集合の構築
要点:リリースパッケージの構築・展開はリリース及び展開管理の範囲
リリース及び展開管理は、承認された変更を稼働環境へ届けるプロセスで、リリースパッケージの構築・テスト・展開・展開後の確認を担当する。稼働環境へ投入する構成品目の集合をまとめて構築する作業がこれに当たる。変更要求の記録、影響を受ける構成品目の識別、CABの召集はいずれも変更管理の活動である。
出典:平成30年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問8(IPA)ITIL 2011 editionによれば、“サービス資産管理および構成管理”のプロセスにおける、構成コントロールが適切に行われないことによって発生する事象とし…
正解:ライセンス契約数を超えて行われる、ソフトウェアの利用
要点:構成コントロールの不備はライセンス超過利用を招く
構成コントロールは、構成品目の追加・変更・除去が記録と承認を伴って行われることを確実にする活動である。これが機能しないと、実際の保有・利用状況とCMDBの記録が食い違い、ライセンス数を超えた利用が起きても検知できない。稼働環境への不正な展開や不具合を含むリリースの流出は、リリース及び展開管理や変更管理の統制不備によるものである。
出典:平成30年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問9(IPA)JIS Q 20000-1:2020(サービスマネジメントシステム要求事項)によれば、サービスマネジメントにおける“リリース及び展開管理”に対する要求事項のうち…
正解:リリースの成功又は失敗の分析から導き出された結果及び結論は記録し、改善の機会を特定するためにレビューする。
要点:リリースは成否を分析・記録し改善機会の特定につなげる
リリース及び展開管理では、リリースが成功したか失敗したかを分析し、その結果と結論を記録した上で、改善の機会を特定するためにレビューすることが求められている。失敗から学ぶ仕組みを組み込むことがこのプロセスの要点である。他の選択肢は、ベースライン取得や検証・承認のタイミング、リリース方針を定める主体が規格の記述とずれている。
出典:令和7年度 春期 ITサービスマネージャ試験 am2 問7(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。