企業が実施するマクロ環境分析のうち、PEST分析によって戦略を策定している事例はどれか。
PESTは政治・経済・社会・技術で外部マクロ環境を捉える枠組み
選択肢
- ア購買決定者の年齢層や社会的なポジション、購買に至るプロセスの中で購買行動に影響する要因を把握し、自社の製品の市場投入方法を決定する。
- イ自社の製品市場に参入してくると見込まれる、別市場の企業の動向を把握し、新製品の開発を決定する。
- ウ自社の販売力、生産力の評価や自社の保有する技術力を検証し、新しく進出する市場分野を決定する。
- エ法規制、景気動向、流行の推移や新技術の状況を把握し、自社の製品改良の方針を決定する。
正解と解説
正解:エ 法規制、景気動向、流行の推移や新技術の状況を把握し、自社の製品改良の方針を決定する。
PEST分析は、企業が自力では動かせない外部環境を、政治・法規制(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)の四つの切り口で捉えるマクロ環境分析の手法である。法規制の動向、景気の推移、流行や価値観の変化、新技術の登場という組合せは、この四要素にそのまま対応する。顧客の購買行動や競合の動き、自社の経営資源は、マクロ環境ではなくミクロ環境や内部環境の分析対象であり、別の枠組みで扱われる。
選択肢ごとの解説
- ア購買決定者の属性や購買プロセスの把握は顧客分析の領域で、マクロ環境分析ではない。
- イ参入してくる企業の動向把握は業界構造の分析、いわゆる競争環境の分析に当たる。
- ウ自社の販売力・生産力・技術力の検証は内部環境(自社資源)の分析である。
- エ正しい。法規制・景気動向・流行・新技術はPESTの政治・経済・社会・技術の四要素に対応する。
同じ分野の他の問題
- アンゾフの成長マトリクスを説明したものはどれか。2024年度 秋期 午前II 問25
- J.B.バーニーが提唱したVRIOフレームワークにおいて、自社の競争優位性を評価するための視点はどれか。2024年度 秋期 午前II 問24
- ファイブフォース分析は、業界構造を、業界内で競争が激化する五つの要因を用いて図のように説明している。図中のaに入る要因は…2023年度 秋期 午前II 問24
- バリューチェーンでは、付加価値を生み出す事業活動を、五つの主活動と四つの支援活動に分類している。支援活動に該当するものは…2022年度 秋期 午前II 問24
- VRIO分析はどれか。2020年度 10月試験 午前II 問24
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。