証券業を営むA社は、システムベンダのB社に株式注文システム構築プロジェクトを委託している。当該プロジェクトの運用テストにおいて、A社が定めている“株式注文時の責任者承認における例外ルール”をB社が把握できていなかったことに起因する不良を発見した。ルールを明らかにするのはどの段階で行うべきであったか。
業務のルールは業務要件定義で洗い出すのが原則
選択肢
- ア業務要件の定義
- イシステムテスト要件の定義
- ウシステム要件の定義
- エソフトウェア要件の定義
正解と解説
正解:ア 業務要件の定義
承認手続やその例外の扱いは、業務そのもののルールであり、システムをどう作るか以前に決めておくべき事項である。システム開発の上流では、まず業務要件定義で業務の流れ・ルール・体制を明確にし、それを受けてシステム要件、ソフトウェア要件へと具体化していく。今回の不良は業務ルールが発注側から示されていなかったことが原因なので、最初の業務要件定義の段階で明らかにすべきだった。
選択肢ごとの解説
- ア正解。承認の例外扱いという業務上の取決めは、業務要件定義で洗い出して合意しておく事項である。
- イテストの範囲や方法を決める工程であり、そもそもの業務ルールを新たに引き出す場ではない。
- ウ業務要件を受けてシステムに何をさせるかを決める工程。前提となる業務ルールはこれより前に確定している必要がある。
- エシステム要件をソフトウェアの機能へ落とし込む工程で、業務ルールを発見する段階としては遅すぎる。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。