“情報システム・モデル取引・契約書”によれば、情報システムの開発において、多段階契約の考え方を採用する目的はどれか。ここで、多段階契約とは、工程ごとに個別契約を締結することである。
多段階契約は工程ごとに再見積りし見積りリスクを抑える
選択肢
- ア開発段階において、前工程の遂行の結果、後工程の見積前提条件に変更が生じた場合に、各工程の開始のタイミングで、再度見積りを可能とするため
- イサービスレベルの達成・未達の結果に対する対応措置(協議手続、解約権、ペナルティ・インセンティブなど)及びベンダの報告条件などを定めるため
- ウ正式な契約を締結する前に、情報システム構築を開始せざるを得ない場合の措置として、仮発注合意書(Letter of Intent:LOI)を交わすため
- エユーザ及びベンダのそれぞれの役割分担を、システムライフサイクルプロセスに応じて、あらかじめ詳細に決定しておくため
正解と解説
正解:ア 開発段階において、前工程の遂行の結果、後工程の見積前提条件に変更が生じた場合に、各工程の開始のタイミングで、再度見積りを可能とするため
開発の初期段階では要件が固まっておらず、全工程を一括で正確に見積もることは難しい。多段階契約では工程ごとに契約を結ぶため、前工程の結果を踏まえて次工程の開始時点で改めて見積もり直せる。見積りの前提が変わったときにリスクを双方が抱え込まずに済む点が狙いである。
選択肢ごとの解説
- ア正解。工程ごとに契約することで、前提の変化に応じた再見積りができる。
- イサービスレベルの達成度に応じた措置はSLAの内容。
- ウ仮発注合意書は正式契約前の暫定措置で、多段階契約の目的とは別。
- エ役割分担の事前決定は重要だが、工程ごとに契約を分ける主目的ではない。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。