前方秘匿性(Forward Secrecy)の性質として、適切なものはどれか。
前方秘匿性は秘密鍵漏えい後も過去の通信を守る性質
選択肢
- ア鍵交換に使った秘密鍵が漏えいしたとしても、過去の暗号文は解読されない。
- イ時系列データをチェーンの形で結び、かつ、ネットワーク上の複数のノードで共有するので、データを改ざんできない。
- ウ対となる二つの鍵の片方の鍵で暗号化したデータは、もう片方の鍵でだけ復号できる。
- エデータに非可逆処理をして生成される固定長のハッシュ値からは、元のデータを推測できない。
正解と解説
正解:ア 鍵交換に使った秘密鍵が漏えいしたとしても、過去の暗号文は解読されない。
前方秘匿性(Forward Secrecy、PFS)とは、長期的に使う秘密鍵が後日漏えいしても、過去に行った通信の暗号文は解読されないという性質である。DH鍵交換をセッションごとに一時的な鍵で行い(DHEやECDHE)、そのセッション鍵を通信後に破棄することで実現する。RSA鍵交換のように長期秘密鍵からセッション鍵が導けてしまう方式では成り立たない。
選択肢ごとの解説
- ア正しい。長期秘密鍵が漏れても過去の通信は解読されないという性質である。
- イチェーン状に連結して分散共有するのはブロックチェーンの説明である。
- ウ対となる鍵の一方で暗号化し他方で復号するのは公開鍵暗号の一般的な性質である。
- エハッシュ値から元データを推測できないのは一方向性(原像計算困難性)の説明である。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。