A社は、SaaS形式の給与計算サービス(以下、Aサービスという)を法人向けに提供する、従業員100名のIT会社である。A社は、自社でもAサービスを利用している。A社の従業員は、WebブラウザでAサービスのログイン画面にアクセスし、Aサービスのアカウント(以下、Aアカウントという)の利用者ID及びパスワードを入力する。ログインに成功すると、自分の給与及び賞与の確認、パスワードの変更などができる。利用者IDは、個人ごとに付与した不規則な8桁の番号である。ログイン時にパスワードを連続して5回間違えるとAアカウントはロックされる。ロックを解除するためには、Aサービスの解除画面で申請する。A社は、半年に1回、標的型攻撃メールへの対応訓練(以下、H訓練という)を実施しており、表1に示す20XX年下期のH訓練計画案が経営会議に提出された。表1 20XX年下期のH訓練計画案(抜粋):電子メールの送信日時=20XX年10月1日10時00分に全従業員宛に送信。送信者メールアドレス=Aサービスを装ったドメインのメールアドレス。電子メールの本文=Aアカウントはロックされていること、ロックを解除するには次のURL(偽解除サイトのURL)にアクセスすることを含める。偽解除サイト=氏名、所属部門名並びにAアカウントの利用者ID及びパスワードを入力させる。全ての項目の入力が完了すると、H訓練であることを表示する。結果の報告=経営会議への報告予定日:20XX年10月31日。注記:偽解除サイトで入力された情報は、保存しない。A社は、従業員の氏名、所属部門名及びAアカウントの情報を個人情報としている。経営会議では、表1の計画案はどのような標的型攻撃メールを想定しているのかという質問があった。設問:表1の計画案が想定している標的型攻撃メールはどれか。解答群のうち、最も適切なものを選べ。

偽サイトへ誘導し認証情報を入力させる攻撃の訓練

頻出情報セキュリティマネジメント試験2022年度 公開問題 科目A・B55/脅威と脆弱性 / 人的脅威

選択肢

正解と解説

正解: 従業員を攻撃者が用意したWebサイトに誘導し、従業員の個人情報を不正に取得する標的型攻撃メール

訓練メールは、アカウントがロックされたと偽って偽サイトへ誘導し、氏名・所属・利用者ID・パスワードを入力させる流れになっている。これは、正規サービスを装った偽サイトで従業員自身に個人情報や認証情報を入力させて詐取する標的型攻撃を想定したものである。

選択肢ごとの解説

出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問55(IPA)

同じ分野の他の問題

最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。