A社は従業員300名の商社である。総務部が定めたA社の文書管理ルールは次のとおりである。〔文書の機密区分〕極秘:経営に関する重要な文書であり、経営企画に関わる者だけに開示する。経営企画書など。関係者外秘:特定の関係者だけに開示する。議事メモ、顧客情報など。社外秘:社内だけに開示する。クレーム情報、社内報など。公開:社外に公開可能なもの。商品カタログなど。〔機密区分のラベリング〕・文書を作成した部署の責任者が、機密区分を判断する。・“極秘”“関係者外秘”及び“社外秘”の文書は、機密区分をその文書のヘッダー部に明記する。・“極秘”と“関係者外秘”に関しては開示範囲を明示するため、“役員だけ 極秘”や“〇〇部だけ 関係者外秘”という形式で明記する。〔文書の保管〕・“極秘”及び“関係者外秘”の紙の文書は、使わないときや利用中に離席するときはキャビネットに保管する。キャビネットは常時施錠し、関係者だけが解錠できるようにする。〔文書の廃棄〕・“極秘”“関係者外秘”及び“社外秘”の紙の文書を廃棄する際は、シュレッダーで細断する。総務部の情報セキュリティリーダーであるSさんは、各部に対し年次の自己点検を指示した。その結果を基に、上記ルールに沿って文書を取り扱っているかを確認するために、A社の一部の従業員にヒアリングしたところ、次の事例が得られた。(2)“営業部だけ 関係者外秘”の議事メモは、営業部員だけが解錠できるキャビネットに保管している。不要となったものは毎週水曜日に、シュレッダーで細断して廃棄している。(3)昨年営業部に異動した元人事部のDさんが、営業部の事業計画の参考にするため、人事部のEさんから“人事部だけ 関係者外秘”の来年度の採用計画を見せてもらった。(4)経営企画部のGさんは、来期の経営企画書のうち一部の作成を指示されていたが、机の上の本立てに最終原稿を差し込んで会議に向かった。Sさんは事例(2)〜(4)について、ルールに沿っているかどうかを評価した(沿っていれば“〇”、沿っていなければ“×”)。事例(2)の評価がa1、事例(3)の評価がa2、事例(4)の評価がa3である。表1中のa1〜a3に入れる評価の適切な組合せを解答群の中から選べ。

機密文書は開示範囲を守り、離席時は必ず施錠保管する

頻出情報セキュリティマネジメント試験2026年度 公開問題 科目A・B15/セキュリティ対策 / 物理的セキュリティ

表1 ヒアリングで得た事例に対する評価
図2の項番評価
(1)(省略)
(2)a1
(3)a2
(4)a3
(5)(省略)
aに関する解答群
a1a2a3
×
×
××
×
××
××
×××

選択肢

正解と解説

正解: a1=〇、a2=×、a3=×

事例2は、開示範囲の部署だけが解錠できるキャビネットに保管し、廃棄も細断しているのでルールどおりです。事例3は、人事部だけに開示範囲が限定された文書を、異動して範囲外となった営業部員に見せており、開示範囲の違反に当たります。事例4は、極秘に該当する経営企画書の原稿を、離席時にキャビネットへしまわず机上に置いたままにしており、保管ルールに反します。

選択肢ごとの解説

出典:令和8年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問15(IPA)

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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。