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ネットワークスペシャリスト試験とは?

ネットワークスペシャリスト試験(略号NW)は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験で、情報処理技術者試験の一区分です。

「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が知識・技能の水準を認定するもので、合格者には経済産業大臣署名の合格証書が交付されます。ネットワークに関する固有技術を専門分野として確立し、情報システム基盤のネットワークを企画・要件定義・設計・構築・運用・保守する人材を認定する試験で、高度試験8区分のひとつとして共通キャリア・スキルフレームワークの最上位・レベル4に位置づけられます。ネットワークとセキュリティを重点分野に、記述式で深く問うのが特徴です。

合格率の目安約14〜18%令和5〜7年度春期(ペーパー方式時代の実績)
受験料7,500円消費税込み・インターネット申込みのみ
試験時間合計300分科目A-1 50分/A-2 40分/B-1 90分/B-2 120分

試験の位置づけ

難易度が高いレベル4レベル3レベル2レベル1高度試験(9区分)・情報処理安全確保支援士この試験応用情報技術者試験(AP)基本情報技術者試験(FE)情報セキュリティマネジメント(SG)ITパスポート(IP)
IPAの共通キャリア・スキルフレームワークに基づくレベル区分。ネットワークスペシャリスト試験はレベル4に位置づけられています。

試験の実施概要

試験方式CBT方式(2026年度から。受験者が試験日時・会場を選びます)。2026年度は前期のみの年1回実施で、科目A群と科目B群は別の実施期間に分けて行われます(申込み時に両方を同時予約します)。身体の不自由等でCBT方式を受けられない人向けに、筆記による特別措置試験も実施されます
試験時間・問題数科目A-1:50分・多肢選択式(四肢択一)30問/科目A-2:40分・多肢選択式(四肢択一)25問/科目B-1:90分・記述式3問中2問選択/科目B-2:120分・記述式2問中1問選択。合計300分(5時間)です。科目A-1終了後と科目B-1終了後に、それぞれ最長10分の休憩が入ります。科目B-2は記述式で、論述式(小論文)ではありません
合格基準素点方式。科目A-1・科目A-2・科目B-1・科目B-2とも100点満点で基準点は60点、4科目すべてが60点以上で合格です。多段階選抜方式のため、科目A-1・科目A-2が基準点に達しないと科目B-1・科目B-2は採点されず、科目B-1が基準点に達しないと科目B-2は採点されずに不合格となります(問題の難易差が認められた場合、基準点が変更されることがあります)
受験料7,500円(消費税込み)。申込みはインターネット申込みのみです
受験資格年齢・学歴・実務経験による制限は設けられていません。ただし試験要綱に受験資格の規定そのものが無く、公式サイトでも「制限はありません」という明示的な記載は確認できていないため、規定が存在しないことからの推定です
合格率の目安おおむね14〜18%(令和5年度春期14.3%、令和6年度春期15.4%、令和7年度春期17.8%)で、IPA試験の中でも難関の部類です。応募者数は3年連続で増加していますが(15,239人→16,085人→17,297人)、応募者のうち実際に受験するのは7割弱(受験率68〜69%)にとどまります。なお、これらはペーパー方式時代の春期の数字です
更新・維持コスト合格に有効期限は無く、過去の試験合格が無効になることもありません。登録制度・名称独占・更新講習はいずれも無く、合格後の維持費はかかりません(情報処理安全確保支援士とはこの点が大きく異なります)。なお合格証書は再発行できませんが、IPA発行の合格証明書は有料で発行できます
科目A-1の免除制度応用情報技術者試験に合格する/いずれかの高度試験・支援士試験に合格する/いずれかの高度試験・支援士試験の科目A-1試験(令和7年度試験までは午前Ⅰ試験)で基準点以上を得る、のいずれかを満たすと、その後2年間は科目A-1試験が免除されます。なお科目A-2の免除制度は情報処理安全確保支援士試験だけのもので、この試験を含む高度試験には適用されません

取得するとどうなるか

試験要綱では、ネットワークシステムを企画・要件定義・設計・構築・運用・保守する業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに下位者を指導することが期待されています。①ネットワーク管理者として、ネットワークサービス活用を含む情報システム基盤のネットワーク資源を管理する、②ネットワークシステムに対する要求を分析し、効率性・信頼性・安全性を考慮した企画・要件定義・設計・構築・運用・保守を行う、③情報セキュリティを含む情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守において、ネットワーク関連の技術支援を行う、の3つです。 期待する技術水準として求められるのは、ネットワーク技術・ネットワークサービスの動向を広く見通して目的に応じた技術・サービスを選択できること、企業・組織や業務システムの要求(情報セキュリティを含む)を的確に理解してネットワークシステムの要求仕様を作成できること、設計技法・プロトコル技術・信頼性設計・セキュリティ技術・ネットワークサービス・コストなどを評価して最適な論理設計・物理設計ができること、通信事業者・ベンダー・工事業者などのネットワーク関連企業を活用して設計・構築・運用・保守ができること、の4点です。 この資格に業務独占・名称独占はありません。一方で、合格の有効期限が無く、登録も更新講習も不要なので、一度合格すれば維持コストゼロでずっと有効です。

合格すると効く場面(免除制度・公的制度)

まず、この試験に合格すると、その後2年間はほかの高度試験・支援士試験の科目A-1試験が免除されます。ほかの高度区分へ横展開するときの足がかりになります。 ほかの国家試験の一部免除もあります。弁理士試験では論文式筆記試験の選択科目(理工Ⅴ(情報))が免除され、技術士試験では第一次試験の専門科目(情報工学部門)が免除されます。ITコーディネータ試験では、一部免除のある「専門スキルコース」を受験でき、資格更新時のポイントにもなります。なお中小企業診断士試験にも第1次試験科目の一部免除がありますが、対象は「一部の高度試験の合格者」とされており、この試験が含まれるかどうかは今回の調査では確認できていません。 公的制度では、国家公務員採用(選考採用・特定任期付職員採用)の応募資格、警察庁の一般職技術系職員採用(サイバー採用・情報処理技術者採用)の応募資格、警視庁・各道府県警察のサイバー犯罪捜査官等の採用における応募資格または加点の対象、厚生労働省「ものづくりマイスター(IT職種)」の認定基準として、高度試験の合格が扱われています。

役立つ職種・年収の目安

想定される職種は、ネットワークエンジニア、インフラエンジニア、ネットワークの設計・構築担当、運用・監視担当、通信事業者やSIerのネットワーク技術者、社内情報システム部門のネットワーク管理者などです。厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)では、職業「システムエンジニア(基盤システム)」(ITインフラを設計・開発する職業)の関連資格として、基本情報技術者・応用情報技術者・システムアーキテクト・ネットワークスペシャリスト・データベーススペシャリスト等が挙げられています。前述のとおり国家公務員や警察の技術系採用で「高度試験合格」を応募資格とする制度があるため、公的セクターへの入口としても機能します。 年収については注意が必要です。「ネットワークスペシャリスト試験合格者の平均年収」を示す公的統計は見つかっておらず、IPAも合格者の年収を公表していません。またjob tagには「ネットワークエンジニア」という独立した職業項目が存在しません。以下は近接する職業の公的統計であって、資格保有者の年収そのものではありません。job tagによる令和7年賃金構造基本統計調査を加工した平均年収は、システムエンジニア(基盤システム)が889万円(平均38.3歳)、運用・管理(IT)が609.8万円(平均42.2歳)、システムエンジニア(受託開発)が578.5万円(平均37.1歳)です。ただし889万円の読み方には注意が必要で、job tagでは「システムエンジニア(基盤システム)」と「プロジェクトマネージャ(IT)」が同一の数値になっており、基盤システムSEだけの実測値ではなく、上流の設計・管理系職種をまとめた区分の平均と理解すべきものです。 また同サイトのITSSスキルレベル別給与水準では、この試験が相当するレベル4は〈設計・構築〉(SE 基盤システム)で500.0〜780.0万円、〈運用・保守〉(運用・管理 IT)で510.0〜800.0万円とされています(厚生労働省が2023年度に実施した委託調査結果に基づく、第一四分位〜第三四分位の範囲)。目安としては年収およそ500〜800万円の幅ですが、これはスキルレベルの統計であって、資格を取ればこの金額になるという意味ではありません。資格手当や合格者の年収については、統計的な裏づけのある信頼できる出典が見つかりませんでした。

今後の試験制度について

2026年度(令和8年度)から、応用情報技術者試験・高度試験(8区分)・支援士試験は、ペーパー方式からCBT方式へ移行しました。実施時期は春期(4月)の年1回から前期・後期に変わり(この試験は前期のみの実施)、科目名も「午前Ⅰ/午前Ⅱ/午後Ⅰ/午後Ⅱ」から「科目A-1/科目A-2/科目B-1/科目B-2」へ変更されています。「午前Ⅰ免除」も「科目A-1試験免除」という名称になりました。一方で、出題形式・出題数・試験時間、問う知識・技能の範囲に変更はありません。申込みは前期・後期それぞれ1回のみで、同一期に複数の試験区分・複数回の申込みはできません。学習にあたっては、午前Ⅰ・午後Ⅱといった古い呼び方の情報と混ぜないよう気をつけてください。 2026年度のスケジュールは、申込受付期間が2026年10月6日(火)〜10月24日(土)、科目A-1試験・科目A-2試験が2026年10月17日(土)〜10月27日(火)、科目B-1試験・科目B-2試験が2026年11月11日(水)〜11月23日(月)です。合格発表日は2026-08-13時点で未公表で、IPAは「決まり次第お知らせ」としています。この試験は後期試験(2027年2月〜3月)では実施されません。 さらに重要な点として、IPAは「現行試験制度については、2026年度の試験実施をもって終了する予定です」と公表しています。つまり2026年11月の令和8年度前期試験が、現行のネットワークスペシャリスト試験としては最後の実施になる見込みです。2027年度からの新試験区分は、ITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験、データマネジメント試験(仮称・新設)、基本情報技術者試験、プロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験(仮称・新設)、プロフェッショナルデジタルスキル(データ・AI)試験(仮称・新設)、プロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験(仮称・新設)、情報処理安全確保支援士試験の8つで、この一覧に「ネットワークスペシャリスト試験」の名前はありません。現在の応用情報技術者試験と高度試験は、プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)3区分へ大括り化・再編される予定です。 なお新制度でも「現行の高度試験と同等の免除制度を設けることを検討」しており、経過措置として、現行の高度試験で一部科目の免除要件を満たした場合に、一定期間は新制度の試験でも一部科目を免除することが検討されています。一方、現行の合格者が新制度でどう扱われるかについては、IPAの公表資料に明示がなく、今回の調査では確認できていません。これらの公表内容は現時点の検討状況であり、今後変更が生じる場合があるとIPA自身が断っています(新試験のシラバス案・サンプル問題は2026年度夏頃を目途に一通り公表される予定です)。

出題範囲と科目

科目A多肢選択式A-1 共通知識IT全般・レベル3稼働率構成管理SLAA-2 ネットワーク重点分野・レベル4OSI基本参照モデルIPアドレスQoSSNMPA-2 セキュリティ重点分野・レベル4IPsecWPA3SPFDNSSEC科目B記述式①企画・設計・構築要求分析〜テスト・移行サブネットマスク負荷分散VLAN②運用・保守監視・バックアップ・構成管理③ネットワーク技術要素技術・計算問題待ち行列理論NFVSDNCIDR④サービス・応用サービス活用・アプリ・法規DNSHTTPDKIM
科目A-1・A-2は多肢選択式、科目B-1・B-2は記述式で、合計300分。重点分野はネットワークとセキュリティの2つです。下線つきの用語から解説ページへ移動できます。

科目A-1(共通知識)

高度試験・支援士試験に共通の科目(同一問題)で、応用情報技術者試験の科目A(午前)と同じ水準・範囲です。テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の全分野から広く出題されます(技術レベル3)。ネットワーク固有の内容ではなく、IT全般の基礎知識のふるい落としとして機能します。応用情報技術者試験の合格者などは免除できます。

科目A-2(専門知識)

専門知識を四肢択一で問う科目です。出題範囲は6中分類だけで、重点分野はネットワークとセキュリティの2つ、いずれも技術レベル4(専門家水準)が求められます。コンピュータ構成要素、システム構成要素、システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術はレベル3として出題されます。マネジメント系・ストラテジ系は科目A-2では出題されず、法務が重点分野になる情報処理安全確保支援士試験や他の高度試験とは、この点が大きく違います。

科目A-2の重点分野:ネットワーク

この試験の中核で、レベル4の深さで問われます。5つの小分類からなり、ネットワーク方式(WAN/LAN、有線・無線、インターネット技術、回線に関する計算、パケット交換網、QoSRADIUSなど)、データ通信と制御(伝送方式と回線、LAN間接続装置、OSI基本参照モデル、MAC、データリンク制御、ルーティング制御、フロー制御など)、通信プロトコル(TCP/IP、HDLC、HTTPDNS、SOAP、IPv6など)、ネットワーク管理(ネットワーク仮想化SDNNFV)、SNMPによる運用管理、障害管理、性能管理、トラフィック監視など)、ネットワーク応用(インターネット、イントラネット、ネットワークOS、通信サービス、LTE、5G、モバイル通信技術など)を扱います。

科目A-2の重点分野:セキュリティ

情報セキュリティ、情報セキュリティ管理、セキュリティ技術評価、情報セキュリティ対策、セキュリティ実装技術の5小分類からなり、技術面・管理面の両方を含みます。高度試験では人材像にとって関連性の強い知識項目がレベル4で出題されるため、この試験ではとくにセキュリティ実装技術のセキュアプロトコル(IPsec、SSL/TLS、SSH、WPA3など)、認証・認可技術(SPFDKIMSMTP-AUTH、OAuth、DNSSECなど)、ネットワークセキュリティが、ネットワーク側と直結して問われます。

科目B① ネットワークシステムの企画・要件定義・設計・構築に関すること

要求分析、論理設計、物理設計、信頼性設計、性能設計、セキュリティ設計、アドレス設計、運用設計、インプリメンテーション、テスト、移行、評価(性能・信頼性・品質・経済性ほか)、改善提案などが範囲です。「与えられた業務要件に対して、どう組んで、どう検証するか」を問う中心領域で、記述式のこの試験の顔になっています。

科目B② ネットワークシステムの運用・保守に関すること

ネットワーク監視、バックアップ、リカバリ、構成管理、セキュリティ管理などが範囲です。作ったあとに落ちないよう維持し、落ちたときに戻すための実務が問われます。

科目B③ ネットワーク技術に関すること

ネットワークシステムの構成技術、トラフィック制御に関する技術、待ち行列理論、セキュリティ技術、信頼性設計、符号化・データ伝送技術、ネットワーク仮想化技術、無線LAN技術などが範囲です。要素技術そのものの理解を問う領域で、待ち行列やトラフィック量の計算問題もここに含まれます。

科目B④ ネットワークサービス活用に関すること

市場で実現している、または実現しつつある各種ネットワークサービスの利用技術・評価技術、および現行システムからの移行技術などが範囲です。自前で構築するのではなく、通信事業者やクラウドのサービスを選び、乗り換える判断が問われます。

科目B⑤ ネットワークアプリケーション技術に関すること

電子メール、ファイル転送、Web技術、コンテンツ配信、IoT/M2Mなどが範囲です。下位層のプロトコルだけでなく、その上で動くアプリケーション側のプロトコル・仕組みも対象になります。

科目B⑥ ネットワーク関連法規・標準に関すること

ネットワーク関連法規、ネットワークに関する国内・国際標準およびその他の規格などが範囲です。

シラバスの大項目(Ver.4.1)

シラバス Ver.4.1 は上記の出題範囲を7つの大項目・28の小項目に細分化しており、業務のライフサイクル順に並んでいるのが特徴です。①ネットワークシステムの要件定義、②ネットワークシステムの設計、③ネットワークシステムの構築とテスト、④ネットワークシステムの運用・保守、⑤ネットワークシステムの管理、⑥ネットワークシステムの評価、⑦個別業務システム開発のコンサルティング、の7つです。「要求される知識」として繰り返し挙げられる技術キーワードには、OSIモデルの上位層サービス、アーキテクチャ設計技法、通信方式、トラフィックのタイプと負荷、スループット、待ち行列理論、アドレス設計、リモートアクセス・モバイルアクセス、無線LAN、クラウドコンピューティング/エッジコンピューティング、電子メール・ファイル転送・Web技術・コンテンツ配信、IoT/M2M・ビッグデータ・AI(生成AIを含む)の技術動向、国内・国際標準などがあります。なお、この試験には科目A-2用のシラバス追補版は存在しません。

よくある質問

Q. ネットワークスペシャリスト試験に受験資格はありますか?

年齢・学歴・実務経験による制限は設けられていません。ただし試験要綱に受験資格の規定そのものが無く、公式サイトでも「制限はありません」という明示的な記載は確認できていないため、規定が存在しないことからの推定です。申込みはインターネット申込みのみで、前期・後期それぞれ1回しか申し込めません。

Q. ネットワークスペシャリスト試験の難易度はどのくらいですか?

高度試験8区分のひとつで、共通キャリア・スキルフレームワークの最上位・レベル4に位置づけられます。合格率はおおむね14〜18%(令和5年度春期14.3%、令和6年度15.4%、令和7年度17.8%)で、IPA試験の中でも難関の部類です。多段階選抜方式のため、科目A-1・科目A-2が基準点に達しないと科目B-1・科目B-2は採点されません。応募者のうち実際に受験するのは7割弱(受験率68〜69%)です。

Q. ネットワークスペシャリスト試験はCBT方式ですか?

はい。2026年度からCBT方式になり、受験者が試験日時・会場を選ぶ形になりました。2026年度は前期のみの年1回実施で、科目A群と科目B群は別の実施期間に分けて行われます(申込み時に両方を同時予約します)。出題形式・出題数・試験時間と、問う知識・技能の範囲に変更はありません。身体の不自由等でCBT方式を受けられない人向けに、筆記による特別措置試験も実施されます。

Q. ネットワークスペシャリスト試験の合格に有効期限はありますか?

ありません。過去の試験合格が無効になることもなく、登録制度・名称独占・更新講習はいずれも無いため、合格後の維持費はかかりません。さらに合格すると、その後2年間はほかの高度試験・支援士試験の科目A-1試験が免除されます。ほかの国家試験でも、弁理士試験の論文式筆記試験の選択科目(理工Ⅴ(情報))と、技術士試験の第一次試験の専門科目(情報工学部門)が免除されます。

Q. ネットワークスペシャリスト試験は今後どうなりますか?

IPAは「現行試験制度については、2026年度の試験実施をもって終了する予定です」と公表しています。つまり2026年11月の令和8年度前期試験が、現行のネットワークスペシャリスト試験としては最後の実施になる見込みです。2027年度からの新しい8区分の一覧に、この試験の名前はありません。新制度でも現行の高度試験と同等の免除制度を設けることが検討されており、経過措置も検討中です。いずれも現時点の検討状況で、変更の可能性があるとIPA自身が断っています。

出典

最終更新:2026-08-13/内容は公式の試験要綱・シラバス等に基づいていますが、受験の際は必ず最新の公式情報をご確認ください。