IPv6とは?
IPv6とは、アドレス長を128ビットに拡張したIP。基本ヘッダを40オクテット固定長に簡素化し、拡張ヘッダで機能を追加する。ブロードキャストは廃止され、マルチキャストとエニーキャストで代替する。途中のルータによる分割は行わない。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では6回出題されています(2017年度〜2025年度)。
あいぴーぶいろく
IPv6の意味
アドレス長を128ビットに拡張したIP。基本ヘッダを40オクテット固定長に簡素化し、拡張ヘッダで機能を追加する。ブロードキャストは廃止され、マルチキャストとエニーキャストで代替する。途中のルータによる分割は行わない。
IPv6の具体例
リンクローカルアドレス(fe80::/10)は同一リンク内でのみ有効で、近隣探索やルーティングプロトコルの通信に使われる。
IPv6は試験でどう引っ掛けられる?
IPv6にはブロードキャストが存在しない。ARPも存在せず、ICMPv6の近隣探索が代替する。
IPv6と関連する用語
IPv6が出た過去問
IPv6のIPアドレスに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:ホストはルータからの情報によって自分のIPアドレスを自動設定できる。
要点:IPv6はRAを使ってアドレスを自動設定できる
IPv6のホストは、ルータが送出するRA(ルータ広告)でプレフィックスを受け取り、インタフェース識別子と組み合わせて自分のアドレスを生成できる。これをステートレスアドレス自動設定といい、DHCPサーバがなくてもアドレスを設定できる。
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8(IPA)IEEE 802.3のイーサネットパケットが図の構成のとき、IPv4とIPv6によって異なるものはどれか。
正解:タイプの値
要点:イーサネットのタイプ値はIPv4が0800、IPv6が86DD
イーサネットフレームのタイプフィールドは、上位層のプロトコルを示す2オクテットの値である。IPv4では0x0800、IPv6では0x86DDが入るので、この値が両者で異なる。プリアンブルやSFD、MACアドレス長はデータリンク層の仕様で決まり、上位のプロトコルによらず同一である。
出典:令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10(IPA)PCなどがIPv6で通信を開始する際、IPv6アドレスに対応するMACアドレスを解決するために使用するプロトコルはどれか。
正解:ICMPv6
要点:IPv6のアドレス解決はICMPv6の近隣探索が担う
IPv6ではARPが廃止され、その役割はICMPv6の近隣探索(Neighbor Discovery)が担う。相手のIPv6アドレスから求められた要請ノードマルチキャストアドレス宛に近隣要請(Neighbor Solicitation)を送り、相手が近隣通知(Neighbor Advertisement)でリンク層アドレスを返す。アドレス自動設定や重複アドレス検出も同じICMPv6の枠組みで行われる。
出典:令和5年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問1(IPA)IPv4におけるARPのMACアドレス解決機能をIPv6で実現するプロトコルはどれか。
正解:ICMPv6
要点:IPv6のARP相当の機能はICMPv6の近隣探索が担う
IPv6ではARPが廃止され、その役割はICMPv6の近隣探索(Neighbor Discovery)が担う。近隣要請(Neighbor Solicitation)をマルチキャストで送り、対象ノードが近隣通知(Neighbor Advertisement)で自分のリンク層アドレスを返す。ルータ探索やアドレスの重複検出も同じ枠組みで実現されている。
出典:令和6年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(IPA)OSPFとRIPのIPv6対応に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:OSPFはバージョン3で対応している。
要点:IPv6対応はOSPFv3、RIPはRIPngという別仕様
OSPFはIPv6対応にあたりプロトコルを大きく作り替え、バージョン3(OSPFv3)として規定された。アドレス情報をLSAから分離し、リンク単位で動作するなどの変更が入っている。RIPのIPv6対応版はバージョン1でも2でもなくRIPngという別名の仕様であるため、選択肢のRIPに関する記述はいずれも成り立たない。
出典:令和6年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。