ネットワーク中継装置(リピータ・ブリッジ・ルータ・ゲートウェイ)とは?
ネットワーク中継装置(リピータ・ブリッジ・ルータ・ゲートウェイ)とは、中継装置はどの層まで解釈するかで分類される。信号を増幅・再生するだけの物理層のリピータ、MACアドレスで転送するデータリンク層のブリッジやスイッチ、IPアドレスで経路を選ぶネットワーク層のルータ、上位層まで変換するゲートウェイがある。
応用情報技術者試験の過去問では20回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ねっとわーくちゅうけいそうち
ネットワーク中継装置(リピータ・ブリッジ・ルータ・ゲートウェイ)の意味
中継装置はどの層まで解釈するかで分類される。信号を増幅・再生するだけの物理層のリピータ、MACアドレスで転送するデータリンク層のブリッジやスイッチ、IPアドレスで経路を選ぶネットワーク層のルータ、上位層まで変換するゲートウェイがある。
ネットワーク中継装置(リピータ・ブリッジ・ルータ・ゲートウェイ)の具体例
同一セグメント内の通信量が多いならスイッチで衝突とブロードキャストの影響を抑え、部署間を分けるならルータやレイヤ3スイッチでセグメントを分割する。異なるプロトコル体系を繋ぐ場合はゲートウェイが必要になる。
ネットワーク中継装置(リピータ・ブリッジ・ルータ・ゲートウェイ)は試験でどう引っ掛けられる?
ブリッジやスイッチは衝突(コリジョン)ドメインをポートごとに分割するが、ブロードキャストドメインは分割しない。分割するにはルータかVLANが要る。一方ハブは全ポートへ信号を流すため衝突ドメインすら分けない。この「どちらのドメインが分かれるか」を取り違える出題が定番である。また「L3スイッチ=ルータ」でもない。L3スイッチはルーティングをハードウェアで高速に行うが、WAN側インタフェースやNAT機能を持たないことが多い。
ネットワーク中継装置(リピータ・ブリッジ・ルータ・ゲートウェイ)と関連する用語
ネットワーク中継装置(リピータ・ブリッジ・ルータ・ゲートウェイ)が出た過去問
ルータの機能に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:伝送媒体やアクセス制御方式が異なるネットワークの接続が可能であり、送信データのIPアドレスを識別し、データの転送経路を決定する。
要点:ルータはネットワーク層でIPアドレスにより経路を決める
ルータはOSI基本参照モデルのネットワーク層で動作し、パケットの宛先IPアドレスを見て経路表に従い転送先を決めます。ネットワーク層より下の物理層・データリンク層は接続する側ごとに異なっていてよいため、伝送媒体やアクセス制御方式が違うネットワーク同士でも相互接続できます。データリンク層で中継するのはブリッジやスイッチの役割です。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問31(IPA)100Mビット/秒のLANに接続されているブロードバンドルータ経由でインターネットを利用している。FTTHの実効速度が90Mビット/秒で,LANの伝送効率が80…
正解:54
要点:速度の異なる区間では最も遅い区間が全体の上限を決める
LANの実効速度は100Mビット/秒×0.8=80Mビット/秒で、FTTHの90Mビット/秒より遅いため、こちらが上限となる。540Mバイトは540×8=4,320Mビットなので、4,320÷80=54秒である。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問32(IPA)CSMA/CD方式のLANで使用されるスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)は,フレームの蓄積機能,速度変換機能や交換機能をもっている。このようなスイッチングハブ…
正解:ブリッジ
要点:スイッチングハブとブリッジはどちらもデータリンク層の装置
スイッチングハブはMACアドレスを見てフレームを転送するデータリンク層(第2層)の装置である。同じ第2層で動作し、フレームを蓄積して転送先を選ぶ従来の装置がブリッジである。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問33(IPA)ルータを冗長化するために用いられるプロトコルはどれか。
正解:VRRP
要点:VRRPは複数ルータを仮想的に1台に見せて冗長化する
VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)は、複数の実ルータで1つの仮想ルータを構成し、代表となるルータが停止したら待機側が自動的に引き継ぐプロトコルである。端末側の設定を変えずに経路を維持できる。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問34(IPA)CSMA/CD方式のLANで使用されるスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)は,フレームの蓄積機能,速度変換機能や交換機能をもっている。このようなスイッチングハブ…
正解:ブリッジ
要点:スイッチングハブはデータリンク層の装置でブリッジと同階層。
スイッチングハブはMACアドレスを見てフレームを転送するデータリンク層(第2層)の装置である。同じ第2層で動作し、フレームの蓄積・転送・フィルタリングを行う装置がブリッジであり、スイッチングハブは多ポート化されたブリッジとみなせる。物理層のリピータ、ネットワーク層のルータ、上位層まで変換するゲートウェイとは動作階層が異なる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問32(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。