監査計画・予備調査・本調査とは?
監査計画・予備調査・本調査とは、監査計画は、監査の目的・対象範囲・実施時期・監査手続きをあらかじめ定める計画。予備調査は、本調査の前に監査対象の業務内容やシステムの概要を把握する事前調査。本調査は、実際に質問・資料閲覧・現地確認などの監査手続きを実施し、証拠(監査証跡)を収集・評価する段階。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2025年度)。
かんさけいかく・よびちょうさ・ほんちょうさ
監査計画・予備調査・本調査の意味
監査計画は、監査の目的・対象範囲・実施時期・監査手続きをあらかじめ定める計画。予備調査は、本調査の前に監査対象の業務内容やシステムの概要を把握する事前調査。本調査は、実際に質問・資料閲覧・現地確認などの監査手続きを実施し、証拠(監査証跡)を収集・評価する段階。
監査計画・予備調査・本調査の具体例
予備調査では規程やマニュアル、過去の障害記録を確認して重点確認ポイントを把握し、本調査ではアクセスログを実際に確認して、権限のない担当者が重要データにアクセスできる状態になっていないかを検証する。
監査計画・予備調査・本調査は試験でどう引っ掛けられる?
予備調査の段階で、詳細な現地での実査(証拠の裏取り)まで行うのは誤り。予備調査はあくまで概況把握が目的であり、詳細な検証は本調査で行う。
監査計画・予備調査・本調査と関連する用語
監査計画・予備調査・本調査が出た過去問
システム監査人が予備調査で実施する監査手続はどれか。
正解:監査対象に対する被監査部門の管理者及び担当者のリスクの認識について,アンケート調査によって情報を収集する。
要点:予備調査は本調査の重点を絞るための概況把握の段階
予備調査は、本調査に先立って監査対象の概要やリスクの所在をつかむ段階である。関係者へのアンケートや資料の閲覧によって情報を集め、本調査で重点的に見るべき点を絞り込む。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)システム監査基準(平成30年)における予備調査についての記述として、適切なものはどれか。
正解:監査対象部門の事務手続やマニュアルなどを通じて、業務内容、業務分掌の体制などを把握する。
要点:予備調査は資料等で対象を把握し、本調査の的を絞る段階
予備調査は、本調査に先立って監査対象の状況を把握する段階である。事務手続やマニュアル、規程類などの資料を通じて業務内容や業務分掌の体制をつかみ、本調査で重点を置く点や手続を決める材料とする。必ずしも現地に赴く必要はない。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問58(IPA)システム監査基準(令和5年)における予備調査についての記述として、適切なものはどれか。
正解:監査対象先の事務手続やマニュアルなどを通じて、業務内容、業務分掌、体制などを把握する。
要点:予備調査は資料や質問で監査対象の実態を把握する事前段階
予備調査は本調査に先立って監査対象の実態を把握する段階で、規程・マニュアル・業務記述書などの資料や質問によって、業務内容、職務分掌、体制などを理解する。ここで得た理解を基に、本調査の重点や手続を計画する。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)システム監査における"監査手続"として,最も適切なものはどれか。
正解:監査項目について,十分かつ適切な証拠を入手するための手続
要点:監査手続は十分かつ適切な監査証拠を入手するための具体的手順
監査手続とは、監査項目について結論を裏付けるだけの十分かつ適切な監査証拠を集めるための、具体的な手順のことである。点検法・質問法・突合法・テストデータ法などを、監査項目に応じて組み合わせて実施する。監査計画の立案や報告書の作成は、監査手続そのものではなく前後の工程にあたる。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。