カプセル化(情報隠蔽)とは?
カプセル化(情報隠蔽)とは、データとそれを操作する手続きを1つにまとめ、内部の実装を外から直接触れないようにする考え方。外部には公開する操作だけを見せるため、内部を変えても利用側に影響が及ばない。保守性と変更容易性の根拠として問われる。
ITパスポートの過去問では2回出題されています(2009年度〜2012年度)。
かぷせるか
カプセル化(情報隠蔽)の意味
データとそれを操作する手続きを1つにまとめ、内部の実装を外から直接触れないようにする考え方。外部には公開する操作だけを見せるため、内部を変えても利用側に影響が及ばない。保守性と変更容易性の根拠として問われる。
カプセル化(情報隠蔽)の具体例
料金計算の内部ロジックをクラス内に閉じ、外部からは「計算する」操作だけを呼ばせる。税率改定時の修正が1クラスに収まり、影響調査とリグレッションの範囲を限定できるため、変更見積りが小さく安定する。
カプセル化(情報隠蔽)は試験でどう引っ掛けられる?
「隠す」のは実装であって存在ではなく、公開する操作の設計こそが本体。属性を非公開にして単純な取得・設定の操作を全部付けるのは、実質的に隠蔽できておらずカプセル化の意図を外している。
カプセル化(情報隠蔽)と関連する用語
カプセル化(情報隠蔽)が出た過去問
オブジェクト指向設計の特徴はどれか。
正解:オブジェクトに外部からメッセージを送れば機能するので、利用に際してその内部構造や動作原理の詳細を知る必要はない。
要点:オブジェクトは内部を隠しメッセージ経由で利用できる
オブジェクト指向では、データとそれを操作する手続きを一つのオブジェクトにまとめ、内部の実装を外部から隠す(カプセル化)。利用する側は決められたメッセージを送るだけでよく、内部構造を知る必要がない。この性質により、部品としての再利用や大規模開発への適用がしやすくなる。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問47(IPA)次のa〜dのうち、オブジェクト指向の基本概念として適切なものだけを全て挙げたものはどれか。a:クラス b:継承 c:データの正規化 d:ホワイトボックステスト
正解:a, b
要点:オブジェクト指向の基本はクラス・継承・カプセル化・多相性
オブジェクト指向は、データとその操作をひとまとめにしたオブジェクトを単位に設計する考え方で、その型を定義するクラス、上位クラスの性質を引き継ぐ継承、内部を隠すカプセル化、同じ呼び出しに型ごとに応じる多相性が基本概念である。正規化は関係データベース設計、ホワイトボックステストはテスト技法であり分野が異なる。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問45(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。