セキュアブートとTPMとは?
セキュアブートとTPMとは、起動時に読み込むファームウェアやOSローダの署名を順に検証し、改ざんされたコードの実行を止める仕組みがセキュアブート。TPMは鍵と起動時の測定値を保持する耐タンパのチップで、正しい構成のときだけ鍵を取り出せるようにできる。
ITパスポートの過去問では2回出題されています(2019年度〜2023年度)。
せきゅあぶーととてぃーぴーえむ
セキュアブートとTPMの意味
起動時に読み込むファームウェアやOSローダの署名を順に検証し、改ざんされたコードの実行を止める仕組みがセキュアブート。TPMは鍵と起動時の測定値を保持する耐タンパのチップで、正しい構成のときだけ鍵を取り出せるようにできる。
セキュアブートとTPMの具体例
業務PCのディスク暗号化では、鍵をTPMに封印し、セキュアブートを通過した正規のOS構成でのみ復号鍵が解放されるようにする。ディスクだけ抜き出して別マシンに接続しても、TPMが無いため復号できず、盗難時の情報漏えいを防げる。
セキュアブートとTPMは試験でどう引っ掛けられる?
TPMは暗号処理を高速化する装置ではなく、鍵の保護と構成の測定が主目的で、OSやアプリの脆弱性を塞ぐものでもない。またセキュアブートはOS起動前の保護であり、検証するのは署名の正当性にとどまる。正規の署名を持つ脆弱なローダを悪用する攻撃や、起動後に侵入するマルウェア・ルートキットまで防げるわけではない。
セキュアブートとTPMと関連する用語
セキュアブートとTPMが出た過去問
IoT機器やPCに保管されているデータを暗号化するためのセキュリティチップであり、暗号化に利用する鍵などの情報をチップの内部に記憶しており、外部から内部の情報の…
正解:TPM
要点:TPMは鍵をチップ内に保護する専用セキュリティチップ
TPMは、PCなどのマザーボードに搭載されるセキュリティ専用チップで、暗号鍵の生成・保管や暗号処理をチップ内部で完結させる。鍵が外部に取り出しにくい構造のため、記憶装置を抜き取られても暗号化データを解読されにくくなる。
出典:令和1年度 秋期 ITパスポート試験 問73(IPA)IoT機器におけるソフトウェアの改ざん対策にも用いられ、OSやファームウェアなどの起動時に、それらのデジタル署名を検証し、正当であるとみなされた場合にだけそのソ…
正解:セキュアブート
要点:セキュアブートは起動時に署名を検証し正当なものだけ実行する
セキュアブートは、起動時にOSやファームウェアのデジタル署名を検証し、正当と確認できたものだけを実行する仕組みです。改ざんされたソフトウェアや不正に差し替えられたプログラムが起動段階で動くことを防げます。
出典:令和5年度 秋期 ITパスポート試験 問85(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。