バッチ処理・オンライン処理・リアルタイム処理とは?
バッチ処理・オンライン処理・リアルタイム処理とは、処理形態の分類。一定期間ためたデータをまとめて処理するのがバッチ処理で、単位時間あたりの処理量(スループット)が評価軸になる。要求のつど即座に応答するのがオンライン処理、締切時刻までの応答が絶対条件なのがリアルタイム処理である。
ITパスポートの過去問では5回出題されています(2012年度〜2020年度)。
ばっちしょり・おんらいんしょり・りあるたいむしょり
バッチ処理・オンライン処理・リアルタイム処理の意味
処理形態の分類。一定期間ためたデータをまとめて処理するのがバッチ処理で、単位時間あたりの処理量(スループット)が評価軸になる。要求のつど即座に応答するのがオンライン処理、締切時刻までの応答が絶対条件なのがリアルタイム処理である。
バッチ処理・オンライン処理・リアルタイム処理の具体例
日中は在庫引当をオンラインで処理し、夜間に売上集計と帳票作成をバッチで回す設計が典型。バッチは所定の時間内(バッチウィンドウ)に終わることが要件で、データ量増加で窓に収まらなくなったら多重化や分割で対処する。
バッチ処理・オンライン処理・リアルタイム処理は試験でどう引っ掛けられる?
リアルタイム処理は「速い処理」ではなく「期限内に必ず終わる処理」で、平均が速くても最悪値が期限を超えれば不合格である。またオンラインとバッチは同一システム上で資源を奪い合うため、実行時間帯の設計が要る。
バッチ処理・オンライン処理・リアルタイム処理と関連する用語
バッチ処理・オンライン処理・リアルタイム処理が出た過去問
ネットワークを介して端末からの処理要求を受信し、即時に結果を返すシステムはどれか。
正解:オンラインリアルタイムシステム
要点:要求を即時処理して結果を返すのがオンラインリアルタイムシステム
オンラインリアルタイム処理は、端末からの要求を通信回線経由でその都度受け取り、即座に処理して結果を返す方式である。座席予約や銀行のATMのように、結果を待たずに次へ進めない業務で使われる。データをためて後でまとめて処理するバッチ処理と対比される。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問56(IPA)連結会計システムの開発に当たり、機能要件と非機能要件を次の表のように分類した。aに入る要件として、適切なものはどれか。 [表] 機能要件:・国際会計基準に則った…
正解:故障などによる年間停止時間が、合計で10時間以内であること
要点:非機能要件は品質・性能の要求。可用性の数値目標が典型例
非機能要件とは、システムが「何をするか」ではなく「どの程度の品質・性能で動くか」を定める要件で、可用性・性能・セキュリティ・運用性などが該当する。年間停止時間の上限は可用性を数値で示したもので、典型的な非機能要件にあたる。他の3つはいずれも業務手続きやデータ処理の中身、すなわちシステムが果たすべき働きそのものを述べており、機能要件に分類される。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問1(IPA)通常使用される主系と、その主系の故障に備えて待機しつつ他の処理を実行している従系の二つから構成されるコンピュータシステムはどれか。
正解:デュプレックスシステム
要点:デュプレックスは主系+待機系、デュアルは常時並行処理
デュプレックスシステムは、通常運転を担う主系(現用系)と、その故障に備えて待機する従系(待機系)で構成される。待機中の従系はバッチ処理など別の業務をこなしていることが多く、主系に障害が起きた際に切り替えて処理を引き継ぐ。二重系で常に同じ処理を並行実行するデュアルシステムとは区別される。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問87(IPA)バッチ処理の説明として、適切なものはどれか。
正解:一定期間又は一定量のデータを集め、一括して処理する方式
要点:バッチ処理は一定量のデータをためて一括処理する方式
バッチ処理は、発生したデータをすぐには処理せず、一定期間または一定量たまるまで蓄積し、まとめて一括で処理する方式である。給与計算や月次締めの集計のように、即時性が求められず定型的な大量処理に向く。対義的な方式が、要求のたびに応答するリアルタイム処理や対話型処理である。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問94(IPA)データ処理に関する記述a〜cのうち、DBMSを導入することによって得られる効果だけを全て挙げたものはどれか。 a 同じデータに対して複数のプログラムから同時にア…
正解:a
要点:DBMSの効果は同時アクセス時の一貫性確保
DBMSは、複数のプログラムが同時に同じデータを扱っても矛盾が生じないよう、排他制御やトランザクション管理によって一貫性を保つ。これがDBMS導入の代表的な効果である。一方、トランザクションの優先度に応じて順序を決めて応答時間を短くする機能や、データ量にかかわらずアクセス時間が一定になるという性質は、DBMS一般に期待できる効果ではない。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験 問64(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。