予備調査とは?
予備調査とは、本調査の前に、監査対象の業務内容やシステムの概要、関連する規程類などを把握するために行う事前調査。監査手続きを具体的に設計するための情報収集にあたる。
ITパスポートの過去問では5回出題されています(2014年度〜2026年度)。
よびちょうさ
予備調査の意味
本調査の前に、監査対象の業務内容やシステムの概要、関連する規程類などを把握するために行う事前調査。監査手続きを具体的に設計するための情報収集にあたる。
予備調査の具体例
本格的な監査に入る前に、対象システムのマニュアルや過去の障害記録、業務フローを確認し、重点的に調べるべきポイントを把握する。
予備調査は試験でどう引っ掛けられる?
予備調査は対象の概要をつかんで監査手続きを設計する段階。証拠を集めて評価するのは本調査で、「予備調査で問題点を確定する」といった説明は誤りとして出されやすい。順序の理解が鍵。
予備調査と関連する用語
予備調査が出た過去問
システム監査に必要なプロセスのうち、システム監査人が実施するものはどれか。
正解:監査対象に関する予備調査
要点:監査人は予備調査を行う側、改善は被監査部門の役割
システム監査人の役割は、独立した立場から監査計画を立て、予備調査で対象の実態を把握し、本調査で証拠を集めて評価し、報告書をまとめて依頼者に提出することである。運用ルールの整備や指摘事項の改善は被監査部門が行う業務であり、報告書を受け取るのは監査を依頼した経営者側である。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問50(IPA)システム監査における被監査部門の役割として,適切なものはどれか。
正解:監査に必要な資料や情報を提供する。
要点:被監査部門の役割は資料提供と調査への協力
システム監査では、監査人が独立した立場で調査・評価を行い、被監査部門はその対象として資料や情報を提供し、質問に回答して調査に協力する立場になる。予備調査の実施や監査報告書の作成は監査人の役割であり、報告書を受領して改善状況の報告を受けるのは監査を依頼した経営者や監査依頼部門である。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問51(IPA)システム監査の手順に関して、次の記述中の[a]、[b]に入れる字句の適切な組合せはどれか。 システム監査は、[a]に基づき[b]の手順によって実施しなければなら…
正解:a: 監査計画 b: 予備調査、本調査、評価・結論
要点:システム監査は監査計画に基づき予備調査→本調査→評価の順
システム監査は、監査人が策定した監査計画に基づいて実施し、予備調査で対象の概要と実態を把握し、本調査で証拠を収集して事実を確認し、その結果を評価して結論を導く流れをとる。結合テストなどの区分は開発工程のテストであり、監査の手順ではない。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問38(IPA)a~dのうち,システム監査人が,合理的な評価・結論を得るために予備調査や本調査のときに利用する調査手段に関する記述として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか…
正解:b, c, d
要点:監査の調査手段はヒアリング・文書閲覧・CAAT
システム監査人が証拠を集める手段には、関係者へのヒアリング、規程や記録などの資料・文書の閲覧、そしてテストデータ法や監査モジュールといったコンピュータ利用監査技法(CAAT)があります。したがってb・c・dが該当します。EAは業務とシステムの全体最適を図る設計の枠組みであって、監査の調査手段ではありません。
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問53(IPA)システム監査において、各部署の外部媒体の管理状況について調査することにした。システム監査を、監査計画、予備調査、本調査、評価・結論のプロセスに分けて実施するとき…
正解:評価・結論
要点:監査意見をまとめるのは評価・結論のプロセス
システム監査は、計画を立て、対象の概要を把握する予備調査を行い、証拠を集める本調査を経て、最後に集めた結果を突き合わせて評価し、監査意見をまとめる流れで進む。監査意見を検討するのは、証拠が出そろった後の評価・結論のプロセスである。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問51(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。