内部設計・外部設計とは?
内部設計・外部設計とは、要件定義の後に行われる設計工程を、利用者から見える部分を対象とするか、システム内部の作りを対象とするかで区分した呼び方のこと。外部設計(基本設計)は画面レイアウトや帳票、データの入出力仕様など利用者が直接目にする部分を設計する工程であり、内部設計(詳細設計)はプログラムの内部構造やデータベースの物理設計などシステム内部の実装方式を具体化する工程である。要件定義で固めた要求を、外部設計・内部設計の順に段階的に技術仕様へ落とし込んでいく流れがシステム開発の基本的な進め方となる。
ITパスポートの過去問では11回出題されています(2009年度〜2015年度)。
ないぶせっけい・がいぶせっけい
内部設計・外部設計の意味
要件定義の後に行われる設計工程を、利用者から見える部分を対象とするか、システム内部の作りを対象とするかで区分した呼び方のこと。外部設計(基本設計)は画面レイアウトや帳票、データの入出力仕様など利用者が直接目にする部分を設計する工程であり、内部設計(詳細設計)はプログラムの内部構造やデータベースの物理設計などシステム内部の実装方式を具体化する工程である。要件定義で固めた要求を、外部設計・内部設計の順に段階的に技術仕様へ落とし込んでいく流れがシステム開発の基本的な進め方となる。
内部設計・外部設計の具体例
保険会社の契約管理システム開発で、外部設計では契約入力画面のレイアウトを利用者と確認し、内部設計ではその画面の裏側で動くプログラムのモジュール構成やデータベースの項目定義を技術者だけで詰めていく。
内部設計・外部設計は試験でどう引っ掛けられる?
外部設計は利用者が確認・合意する対象であるのに対し、内部設計は開発者側の技術的な作業であり、利用者が直接レビューする範囲ではないという役割分担を混同しないようにする。
内部設計・外部設計と関連する用語
内部設計・外部設計が出た過去問
ソフトウェア要件として明確に規定すべきものはどれか。
正解:データ定義
要点:ソフトウェア要件では機能とともにデータ定義を明確化する
ソフトウェア要件定義では、そのソフトウェアが備えるべき機能や、扱うデータの項目・意味・関連といったデータ定義を明確にする。抽象的な目標や、実装方法にあたる内部設計、開発環境の仕様は、それぞれ別の工程で扱う事柄である。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問37(IPA)あるシステムの開発において、単体テスト、結合テスト、システムテスト、運用テストの順にテストを実施することにした。システムテストのテストケースの作成者として適切な…
正解:外部設計の担当者
要点:システムテストは外部設計と対応しその担当者が作成する
テストは設計工程と対応させて実施する。単体テストは内部設計・詳細設計、結合テストは方式設計、システムテストは外部設計(システムの外から見た振る舞いの設計)、運用テストは要件や実業務にそれぞれ対応する。したがってシステムテストのテストケースは、外部設計の担当者が作成するのが適切である。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問50(IPA)システム開発の外部設計において行う作業はどれか。
正解:画面・帳票レイアウトの設計
要点:外部設計は画面・帳票など利用者から見える部分を設計する
外部設計は、利用者から見えるインタフェースを決める工程で、画面や帳票のレイアウト、入出力項目、コード体系などを設計する。性能要件の確定は要件定義、物理データ設計やプログラム設計は内部設計・プログラム設計といった後続の工程で行う作業である。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問47(IPA)あるシステムの設計工程における設計書作成の予定所要工数、及び現在の各設計書の進捗率は表のとおりである。予定どおりの所要工数で完了まで進むものとして、すべての設計…
正解:53
要点:全体進捗率は工数で重み付けした加重平均で求める
全体の進捗率は、工数で重み付けした加重平均で求める。完了済み相当の工数は、外部設計書500×1.0=500、内部設計書700×0.5=350、プログラム設計書900×0.3=270で合計1,120時間。全体の予定工数は500+700+900=2,100時間なので、1,120÷2,100=約53%となる。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問48(IPA)システム開発プロセスを要件定義、外部設計、内部設計、プログラミングに分け、テストの種類を運用テスト、結合テスト、システムテスト、単体テストに分けたとき、図のa〜…
正解:a:結合テスト b:システムテスト c:運用テスト
要点:V字モデルは設計工程と対になるテストが決まる
V字モデルでは、開発工程とテスト工程が対になる。プログラミングは単体テスト、内部設計は結合テスト、外部設計はシステムテスト、要件定義は運用テストと対応し、下から上へ順に検証範囲が広がる。したがってaは結合テスト、bはシステムテスト、cは運用テストになる。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問48(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。