利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)とは?
利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)とは、本人であることを確認する認証の方法を、「知識情報」(パスワードなど本人だけが知っている情報)、「所持情報」(ICカード・スマートフォンなど本人だけが持っているもの)、「生体情報」(指紋・顔などバイオメトリクス)の3要素に分類する考え方。このうち異なる2種類以上の要素を組み合わせる認証を多要素認証という。
ITパスポートの過去問では25回出題されています(2009年度〜2026年度)。
りようしゃにんしょう
利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)の意味
本人であることを確認する認証の方法を、「知識情報」(パスワードなど本人だけが知っている情報)、「所持情報」(ICカード・スマートフォンなど本人だけが持っているもの)、「生体情報」(指紋・顔などバイオメトリクス)の3要素に分類する考え方。このうち異なる2種類以上の要素を組み合わせる認証を多要素認証という。
利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)の具体例
パスワード入力(知識情報)に加え、スマートフォンに届くワンタイムパスワード(所持情報)の入力を求める二段階認証は、多要素認証の典型例。
利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)は試験でどう引っ掛けられる?
「異なる2つのパスワードを入力させる」のは同じ要素(知識情報)を2回使っているだけなので多要素認証とは呼ばない点に注意。
利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)と関連する用語
利用者認証(多要素認証・バイオメトリクス認証)が出た過去問
バイオメトリクス認証はどれか。
正解:個人の指紋や虹彩などの特徴に基づく認証
要点:バイオメトリクス認証は身体的・行動的特徴による本人確認
バイオメトリクス認証(生体認証)は、指紋・虹彩・静脈・声紋・顔など、本人の身体的または行動的な特徴を読み取って本人確認を行う方式である。記憶に頼らず、忘れたり貸し借りしたりできない点が特徴である。パスワードなど知識に基づく認証や、ICカードなど所持に基づく認証とは区別される。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問63(IPA)バイオメトリクス認証に該当するものはどれか。
正解:てのひらを読取り機にかざすことによる認証
要点:バイオメトリクス認証は身体的・行動的特徴で本人を確認する
バイオメトリクス認証は、指紋・静脈・虹彩・顔などの身体的特徴や、筆跡といった行動的特徴を使って本人を確認する方式である。てのひらをかざして静脈などの特徴を読み取る認証はこれにあたる。目視確認や知識に基づくパスワード、機械と人を判別する仕組みは、いずれも生体情報を用いていない。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問50(IPA)システムの利用者認証技術に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:認証のために一度しか使えないパスワードのことをワンタイムパスワードという。
要点:ワンタイムパスワードは使い捨てで再利用を防ぐ認証
ワンタイムパスワードは、一度限り有効な使い捨てのパスワードを用いる方式で、盗み見られても再利用できないため、固定パスワードより安全性が高い。他の選択肢は、シングルサインオン、バイオメトリクス認証、マトリクス認証といった別方式の説明と名称が入れ替わっている。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問58(IPA)バイオメトリクス認証の例として、適切なものはどれか。
正解:本人の指紋で認証する。
要点:バイオメトリクス認証は身体的特徴で本人を確認する
バイオメトリクス認証は、指紋・静脈・虹彩・声紋など、本人固有の身体的または行動的な特徴を用いて本人確認を行う方式である。記憶や持ち物と違って忘れたり貸し借りしたりできない点が特徴となる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問69(IPA)バイオメトリクス認証に関する記述として,適切なものはどれか。
正解:認証用のIDやパスワードを記憶したり,鍵やカード類を携帯したりする必要がない。
要点:生体認証は記憶・携帯が不要。FRRとFARは相反する
バイオメトリクス認証は指紋や静脈など身体的特徴を使うため、パスワードを覚えたりカードを持ち歩いたりする必要がない点が利点である。照合の許容範囲を広げると本人拒否率は下がるが他人受入率は上がるという相反関係があり、他の認証方式と組み合わせた多要素認証も一般的に行われている。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問59(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。