DRAMとSRAMとは?
DRAMとSRAMとは、どちらも電源が切れると内容が消える揮発性メモリ。DRAMはコンデンサに電荷を蓄えるため1ビットあたりの素子数が少なく安価・大容量だが、電荷が抜けるので定期的なリフレッシュが要る。SRAMはフリップフロップで保持するのでリフレッシュ不要かつ高速だが、高価で集積度が低い。
ITパスポートの過去問では8回出題されています(2009年度〜2024年度)。
でぃーらむとえすらむ
DRAMとSRAMの意味
どちらも電源が切れると内容が消える揮発性メモリ。DRAMはコンデンサに電荷を蓄えるため1ビットあたりの素子数が少なく安価・大容量だが、電荷が抜けるので定期的なリフレッシュが要る。SRAMはフリップフロップで保持するのでリフレッシュ不要かつ高速だが、高価で集積度が低い。
DRAMとSRAMの具体例
主記憶にはDRAM、CPU内のキャッシュにはSRAMを使うのが定石。SRAMは1ビットに6個のトランジスタを使うため同じ面積ならDRAMの数分の一しか載らず、数MB規模のL3キャッシュがチップ面積の大半を占めることになる。
DRAMとSRAMは試験でどう引っ掛けられる?
「リフレッシュが必要=DRAM」を機械的に覚えると、リフレッシュ中はアクセスできず実効速度が落ちる点を見落とす。またSRAMも揮発性なので、電源を切っても消えないメモリ(フラッシュ・ROM)とは別物である。
DRAMとSRAMと関連する用語
DRAMとSRAMが出た過去問
PCに利用されるDRAMの特徴に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:主記憶装置に利用される。
要点:DRAMは揮発性で安価・大容量、主記憶に使われる
DRAMは、記憶素子にコンデンサを用いるため定期的な再書込み(リフレッシュ)が必要な揮発性メモリである。構造が単純で大容量化しやすく単価も低いことから、主記憶装置として広く使われる。速度で勝るSRAMは構造が複雑で高価なため、主にキャッシュメモリに用いられる。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問83(IPA)媒体①〜⑤のうち、不揮発性の記憶媒体だけを全て挙げたものはどれか。①DRAM ②DVD ③SRAM ④磁気ディスク ⑤フラッシュメモリ
正解:②, ④, ⑤
要点:DRAM・SRAMは揮発性、光/磁気ディスクとフラッシュメモリは不揮発性
不揮発性とは電源を切っても記録内容が保持される性質である。光ディスク、磁気ディスク、フラッシュメモリはいずれも電源が不要で内容を保持する。一方、DRAMとSRAMは主記憶やキャッシュに使われる半導体メモリで、電源を切ると内容が消える揮発性メモリである。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問58(IPA)DRAM, ROM, SRAM, フラッシュメモリのうち、電力供給が途絶えても内容が消えない不揮発性メモリはどれか。
正解:ROMとフラッシュメモリ
要点:不揮発性はROMとフラッシュ、DRAM・SRAMは揮発性
不揮発性メモリは電源を切っても記憶内容が保持されるもので、ROMとフラッシュメモリがこれにあたる。一方、主記憶に使われるDRAMやキャッシュに使われるSRAMは揮発性で、電力供給が止まると内容が失われる。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問63(IPA)フラッシュメモリの説明として、適切なものはどれか。
正解:電気的に書換え可能な、不揮発性のメモリである。
要点:フラッシュメモリは電気的に書換え可能な不揮発性メモリ
フラッシュメモリは、電源を切っても内容が消えない不揮発性のメモリで、電気的に一括してデータを消去・書換えできる。USBメモリやSSD、SDカードなどに広く使われている。紫外線で消去する旧来のEPROMや、リフレッシュが必要な揮発性のDRAMとは区別して覚えたい。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問67(IPA)メモリに関する説明のうち,適切なものはどれか。
正解:DRAMは,定期的に再書込みを行う必要があり,主に主記憶に使われる。
要点:DRAMはリフレッシュが必要な主記憶用メモリ
DRAMはコンデンサに電荷をためて記憶する方式で、放置すると電荷が失われるため定期的な再書込み(リフレッシュ)が必要になる。構造が単純で大容量化しやすく安価なため、主記憶に広く使われる。SRAMは高速だが揮発性でキャッシュ向き、ROMは読出し専用、フラッシュメモリは書換え可能な不揮発性メモリという整理で覚えるとよい。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問76(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。