MRP(資材所要量計画)とは?
MRP(資材所要量計画)とは、製品の生産計画をもとに、必要な部品・原材料の種類と数量、発注時期を計算し、生産に必要な資材を過不足なく調達するための生産管理手法。
ITパスポートの過去問では5回出題されています(2012年度〜2020年度)。
えむあーるぴー
MRP(資材所要量計画)の意味
製品の生産計画をもとに、必要な部品・原材料の種類と数量、発注時期を計算し、生産に必要な資材を過不足なく調達するための生産管理手法。
MRP(資材所要量計画)の具体例
完成品の生産計画数量から、それを構成する部品ごとの必要数量と、発注してから納品されるまでのリードタイムを逆算し、いつ何個発注すべきかを自動的に算出する。
MRP(資材所要量計画)は試験でどう引っ掛けられる?
出発点は生産計画と部品表(BOM)、および在庫量。後工程が使った分だけ前工程が作るかんばん方式(ジャストインタイム)が引っ張り型なのに対し、MRPは計画から必要量を先に計算する押し出し型である。
MRP(資材所要量計画)と関連する用語
MRP(資材所要量計画)が出た過去問
CAMの導入効果として適切なものはどれか。
正解:コンピュータを利用して工作機械を制御することで、製造作業の精度や効率を高める。
要点:CAMは製造工程の支援。設計はCAD、解析はCAE、資材計画はMRP
CAM(Computer Aided Manufacturing)は、コンピュータを用いて製造工程を支援する仕組みで、設計データをもとにNC工作機械などへの加工指示を生成・制御し、製造の精度と効率を高める。設計を支援するCAD、資材所要量を計算するMRP、性能を模擬するCAEとは役割が異なる。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問12(IPA)CRMの目的として、適切なものはどれか。
正解:長期的視点から顧客と良好な関係を築いて、収益の拡大を図ること
要点:CRMは顧客との長期的な関係づくりで収益を伸ばす考え方
CRM(Customer Relationship Management)は、顧客との接点で得た情報を全社で共有し、顧客一人ひとりとの関係を長期的に良好に保つことで、継続購入や取引拡大による収益向上を目指す考え方である。新規獲得よりも既存顧客の維持・深耕に重点を置く点が特徴である。他の選択肢はSCM、ERP、MRPの説明に当たる。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問7(IPA)最終製品の納期と製造量に基づいて、製造に必要な構成部品の在庫量の最適化を図りたい。この目的を実現するための施策として、最も適切なものはどれか。
正解:MRPシステムの構築
要点:MRPは生産計画から部品の所要量と手配時期を算出
MRP(資材所要量計画)は、最終製品の生産計画(納期と数量)と部品構成表・在庫状況をもとに、必要な部品を必要な時期に必要な量だけ手配する仕組みである。過剰在庫と欠品の両方を抑えられるため、構成部品の在庫最適化という目的に合致する。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問15(IPA)製造業のA社は、製品開発のリードタイムを短縮するために、工程間で設計情報を共有し、前工程が完了しないうちに、着手可能なものから後工程の作業を始めることにした。こ…
要点:コンカレントエンジニアリングは工程を並行させ開発期間を短縮する
コンカレントエンジニアリングは、設計・試作・生産準備などの工程を情報共有によって並行して進め、開発期間の短縮と手戻りの削減を図る考え方である。前工程の完了を待たずに着手できる作業から始める点が特徴で、後工程の視点を早期に取り込めるため品質向上にもつながる。かんばん方式で在庫を抑えるジャストインタイムや、資材所要量計画のMRPとは目的が異なる。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問31(IPA)CADの導入効果として、適切なものはどれか。
正解:設計データを再利用して作業を効率化しやすくする。
要点:CADは設計をデータ化し再利用で効率化する
CADはコンピュータを用いて設計・製図を行う仕組みで、図面がデジタルデータとして残る点に大きな意味がある。既存の設計データを流用・修正して新しい設計に生かせるため、設計期間の短縮や品質の安定につながる。他の選択肢はMRP、FA、CIMなど別の仕組みの効果である。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験 問24(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。