OSSライセンス(コピーレフト・GPL)とは?
OSSライセンス(コピーレフト・GPL)とは、オープンソースソフトウェアの利用条件を定める許諾契約。GPLのようなコピーレフト型は、改変・組込みした成果物の頒布時に同じ条件でのソース公開を求める。MITやApacheのような非コピーレフト型は表示義務が中心で、製品への組込みやすさが大きく異なる。
ITパスポートの過去問では3回出題されています(2017年度〜2026年度)。
おーえすえすらいせんす・こぴーれふと・じーぴーえる
OSSライセンス(コピーレフト・GPL)の意味
オープンソースソフトウェアの利用条件を定める許諾契約。GPLのようなコピーレフト型は、改変・組込みした成果物の頒布時に同じ条件でのソース公開を求める。MITやApacheのような非コピーレフト型は表示義務が中心で、製品への組込みやすさが大きく異なる。
OSSライセンス(コピーレフト・GPL)の具体例
販売する組込み機器のファームウェアにGPLのライブラリを静的リンクすると、頒布先に対して製品側のソース公開義務が生じ得る。企画段階でライセンス方針を定め、SBOM(ソフトウェア部品表)で依存関係を機械的に検査する仕組みを開発プロセスに組み込む。
OSSライセンス(コピーレフト・GPL)は試験でどう引っ掛けられる?
「無料だから自由に使える」ではなく、著作権を前提とした条件付き許諾である。またGPLの公開義務が生じるのは原則として頒布したときで、社内やSaaSとして自社サーバで動かすだけなら生じない(AGPLは例外)。
OSSライセンス(コピーレフト・GPL)と関連する用語
OSSライセンス(コピーレフト・GPL)が出た過去問
OSS(Open Source Software)に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:様々なライセンス形態があり、利用する際には示されたライセンスに従う必要がある。
要点:OSSは無制限ではなく、各ライセンスの条件に従って使う
OSSはソースコードが公開されたソフトウェアだが、無条件に何をしてもよいわけではない。GPLやMIT、Apacheなど様々なライセンス形態があり、改変部分の公開義務や著作権表示の要否などの条件が異なるため、利用の際は該当するライセンスの条件に従う必要がある。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問100(IPA)OSS (Open Source Software) に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:製品によっては、企業の社員が業務として開発に参加している。
要点:OSSは商用利用可。企業も業務として開発に参加する
OSSはソースコードが公開され、利用・改変・再配布が認められたソフトウェアである。開発は有志だけで行われるとは限らず、LinuxのようにIT企業の社員が業務としてコミュニティに参加し開発を担っている例が多い。ライセンスはGPLやApache Licenseなど複数あり、条件も一様ではない。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験 問96(IPA)OSS (Open Source Software)のライセンスにおけるコピーレフトに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:OSSの利用者が改変して作成した派生ソフトウェアを配布する場合には、元のOSSのライセンスと同じライセンスを適用しなければならない。
要点:コピーレフトは派生物にも同じライセンスの継承を義務付ける
コピーレフトは、著作権を保持したうえで、改変・再配布する際に元と同じライセンス条件を引き継がせるという考え方である。これにより派生物も自由に利用・改変できる状態が維持され、ソースコードを閉じた形で配布することはできない。著作権の放棄でも、対価の要求でもない点に注意する。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問73(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。