有効性(利用時の品質)とは?
有効性(利用時の品質)とは、利用者が目標を正確かつ完全に達成できる度合いを表す、利用時の品質の一特性。処理が速いかではなく「やりたいことを最後までやり切れたか」を見る。製品そのものの性質ではなく、特定の利用者・目的・環境における結果として測る点が要点。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では3回出題されています(2017年度〜2018年度)。
ゆうこうせい
有効性(利用時の品質)の意味
利用者が目標を正確かつ完全に達成できる度合いを表す、利用時の品質の一特性。処理が速いかではなく「やりたいことを最後までやり切れたか」を見る。製品そのものの性質ではなく、特定の利用者・目的・環境における結果として測る点が要点。
有効性(利用時の品質)の具体例
保険の見積画面で、目標を「見積書の発行完了」と定義し、完了率を測る。速度は十分でも入力途中の離脱が3割あるなら有効性が低い。目標達成率90%以上、という形で受入基準に落とし込み、受入テストで実利用者に操作させて確認する。
有効性(利用時の品質)は試験でどう引っ掛けられる?
効率性と取り違えやすい。有効性は「達成できたか」、効率性は「達成に費やした資源(時間・操作数)」。また、製品品質モデルの使用性(ユーザビリティ)は製品側の性質であり、利用時の品質は利用状況を固定した結果側の測定である点が違う。
有効性(利用時の品質)と関連する用語
有効性(利用時の品質)が出た過去問
在庫管理システムを対象とするシステム監査において、当該システムに記録された在庫データの網羅性のチェックポイントとして、適切なものはどれか。
正解:入庫及び出庫記録に対して、自動的に連番を付与していること
要点:網羅性の担保は連番管理、欠番チェックで記録漏れを検出
網羅性とは、発生した取引が漏れなく記録されていることを指す。入出庫記録に自動で連番を付与すれば、番号の欠落を調べることで記録漏れを検出できるので、網羅性を確かめるチェックポイントになる。承認や自動発注は正当性や有効性に関する統制であって、記録漏れの検出には結びつかない。
出典:平成29年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)図は、ITIL 2011 editionのサービスライフサイクルの各段階の説明と流れである。a〜dの段階名の適切な組合せはどれか。 aの段階:ITサービス及びI…
正解:a=サービスストラテジ、b=サービスデザイン、c=サービストランジション、d=サービスオペレーション
要点:ITILは戦略→設計→移行→運用、全体を継続的改善が包む
ITILのサービスライフサイクルは、サービスストラテジ(戦略の確立)→サービスデザイン(サービスの設計)→サービストランジション(テストと本番移行)→サービスオペレーション(日々の提供と支援)の順に進み、これらすべてを継続的サービス改善が取り巻く構成である。設問のa〜dの説明はこの順序どおりに並んでいる。
出典:平成30年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問20(IPA)情報システムの可監査性を説明したものはどれか。
正解:コントロールの有効性を監査できるように、情報システムが設計・運用されていること
要点:可監査性はコントロールを監査できるようシステムを作ること
可監査性(オーディタビリティ)とは、情報システムに組み込まれたコントロールが有効に機能しているかどうかを、監査人が確かめられるように設計・運用されている状態を指す。処理の記録(ログや監査証跡)が残り、追跡できることが前提となるため、システムの企画・開発段階から作り込む必要がある。
出典:平成30年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。