監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)とは?
監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)とは、監査手続の実施で用いる代表的な技法群。ウォークスルー法はデータの生成から入力・処理・出力・活用までのプロセスとそこに組み込まれたコントロールを、書面上または実際に追跡する技法。突合(照合)は、複数の記録や証憑を照らし合わせて内容が一致しているかを確認する技法。インタビュー法は担当者への聞き取りにより実態を把握する技法。チェックリスト法はあらかじめ用意した確認項目に沿って点検する技法。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では6回出題されています(2016年度〜2025年度)。
かんさぎほう
監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)の意味
監査手続の実施で用いる代表的な技法群。ウォークスルー法はデータの生成から入力・処理・出力・活用までのプロセスとそこに組み込まれたコントロールを、書面上または実際に追跡する技法。突合(照合)は、複数の記録や証憑を照らし合わせて内容が一致しているかを確認する技法。インタビュー法は担当者への聞き取りにより実態を把握する技法。チェックリスト法はあらかじめ用意した確認項目に沿って点検する技法。
監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)の具体例
受注データが入力から処理、在庫引当、出荷指示までどのように流れ、各段階でどんなチェック(コントロール)が組み込まれているかを、実際の帳票やシステム画面を追いながら確認するのがウォークスルー法にあたる。
監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)は試験でどう引っ掛けられる?
ウォークスルー法は「システム開発工程のレビュー手法」としても使われる用語だが、システム監査の文脈では「データや処理の流れを追跡する監査技法」を指す点に注意(同じ名称で意味する対象が文脈によって異なる)。
監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)と関連する用語
監査技法(ウォークスルー法・突合・インタビュー法・チェックリスト法)が出た過去問
使用性(ユーザビリティ)の規格(JIS Z 8521:1999)では,使用性を,“ある製品が,指定された利用者によって,指定された利用の状況下で,指定された目的…
正解:インタビュー法
要点:満足度は主観指標、インタビューなど本人聴取で評価する
満足度は利用者の主観的な感じ方であり、外部から観測した操作結果だけでは測れない。したがって利用者本人から直接意見や感想を聞き取るインタビュー法が適している。有効さや効率は達成率や所要時間で客観的に測れるのに対し、満足度は主観の聴取が基本となる。
出典:平成28年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問8(IPA)システム監査基準(平成30年)における監査手続の実施に際して利用する技法に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:インタビュー法とは、システム監査人が、直接、関係者に口頭で問い合わせ、回答を入手する技法をいう。
要点:インタビュー法は関係者への口頭質問で証拠を得る技法
インタビュー法は、システム監査人が監査対象部門の関係者に直接口頭で質問し、回答を入手して監査証拠とする技法である。文書からは読み取れない実際の運用状況を確認できる一方、得た回答は他の証拠と照合して裏付けを取ることが求められる。
出典:令和1年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)データの生成から入力、処理、出力、活用までのプロセス、及び組み込まれているコントロールを、システム監査人が書面上で又は実際に追跡する技法はどれか。
正解:ウォークスルー法
要点:ウォークスルー法は処理と統制を順に追跡する監査技法
ウォークスルー法は、データの生成から入力・処理・出力・活用に至る流れと、そこに組み込まれたコントロールを、書面上または実際の処理に沿って監査人が追跡して確認する技法である。実務の流れに沿って追いかけることで、統制が意図どおり機能しているかを確かめる。
出典:令和3年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)システム監査基準(平成30年)における監査手続の実施に際して利用する技法に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:インタビュー法とは、システム監査人が、直接、関係者に口頭で問い合わせ、回答を入手する技法をいう。
要点:インタビュー法は関係者への口頭質問で監査証拠を得る技法
インタビュー法は、システム監査人が関係者に直接口頭で問い合わせ、その回答を監査証拠として入手する技法である。書面だけでは分からない運用の実態を確かめられる一方、回答の裏付けを他の技法で補うことが求められる。
出典:令和5年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)システム監査において、監査手続の適用に際して用いられる技法のうち、データの生成から入力、処理、出力、活用までのプロセス、及び組み込まれているコントロールを、書面…
正解:ウォークスルー法
要点:ウォークスルー法はデータの流れと統制を順に追跡する技法
ウォークスルー法は、データが生成されてから入力・処理・出力・活用に至るまでの流れと、そこに組み込まれた統制を、書面上または実際に順を追ってたどる技法である。処理の流れ全体を追跡することで統制が意図どおり機能しているかを確かめる。
出典:令和6年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問21(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。