隔離性とは?
隔離性とは、複数のトランザクションを同時に実行しても、互いの途中結果の影響を受けず、単独で実行したのと同じ結果が得られる性質。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では8回出題されています(2017年度〜2025年度)。
かくりせい
隔離性の意味
複数のトランザクションを同時に実行しても、互いの途中結果の影響を受けず、単独で実行したのと同じ結果が得られる性質。
隔離性の具体例
他のトランザクションが更新中でまだコミットしていない値を読まない。
隔離性は試験でどう引っ掛けられる?
隔離性水準を下げても弱まるのは隔離性だけで、原子性・耐久性は保たれる(READ COMMITTEDでもコミットした結果は失われない)。またSERIALIZABLEにしてもデッドロックは起きる——直列化可能性は「待たない」ことではなく「直列実行と同じ結果になる」ことを指す。
隔離性と関連する用語
隔離性が出た過去問
システム監査の改善指導(フォローアップ)において、被監査部門による改善が計画よりも遅れていることが判明したとき、システム監査人が採るべき行動はどれか。
正解:遅れを取り戻すための方策について、被監査部門の責任者に助言する。
要点:監査人は助言まで。指示や実施への関与は独立性を損なう
システム監査人は独立性と客観性を保つ立場にあり、改善の実施主体は被監査部門である。改善が遅れている場合でも、指示したり自ら改善活動に加わったりすると独立性を損なうため、責任者に方策を助言するにとどめるのが適切である。監査人の役割は評価と助言であって実行ではない。
出典:平成29年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問21(IPA)システム監査人が監査報告書に記載する改善勧告に関する説明のうち,適切なものはどれか。
正解:調査結果に事実誤認がないことを被監査部門に確認した上で,監査人が改善の必要があると判断した事項を記載する。
要点:改善勧告は事実確認済みの証拠に基づき監査人の判断で書く
改善勧告は監査証拠に裏付けられた事実に基づくものでなければならない。そのため、調査結果に事実誤認がないことを被監査部門に確認したうえで、監査人が自らの判断で改善が必要と考える事項を記載する。事実確認は必要だが、記載する内容そのものを被監査部門の承認に委ねると監査の独立性が失われる。
出典:平成29年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)企業において整備したシステム監査規程の最終的な承認者として、最も適切な者は誰か。
正解:経営者
要点:システム監査規程の最終承認者は経営者
システム監査規程は、組織における監査の目的、監査人の権限と独立性、監査の実施体制などを定める基本規程である。監査人の独立性を組織全体に対して担保するものであるため、被監査部門より上位にある経営者が最終的に承認すべきものとされる。
出典:平成30年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問21(IPA)トランザクションのACID特性のうち、一貫性(consistency)の説明はどれか。
正解:整合性の取れたデータベースに対して、トランザクション実行後も整合性が取れている性質である。
要点:一貫性はトランザクション前後でDBの整合性が保たれる性質
ACID特性の一貫性(Consistency)は、トランザクション実行の前後でデータベースの整合性制約が保たれることを指す。実行前に整合していたデータベースは、実行後も必ず整合した状態になるという性質である。残る3つは原子性・独立性・耐久性で、それぞれ別の観点を表す。
出典:令和1年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問9(IPA)システム監査人が行う改善提案のフォローアップとして、適切なものはどれか。
正解:改善提案に対する監査対象部門の改善状況をモニタリングする。
要点:監査人は改善を指示せず、実施状況をモニタリングする
フォローアップは、改善提案が実際に実施されているかを監査人の立場で確かめる活動である。監査人は独立性・客観性を保つ必要があるため、改善の実施そのものを指示したり、改善作業を管理・遂行したりしてはならず、実施状況を継続的にモニタリングして必要に応じ助言するにとどめる。
出典:令和3年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。