配信木(共有木/最短経路木)とは?
配信木(共有木/最短経路木)とは、マルチキャストパケットが流れる経路の集合を木構造として表したもの。RPを根とし全送信元で共用するのが共有木、送信元ごとに根を持ち遅延が最小になるのが最短経路木。共有木は経路情報の保持量が少なく、最短経路木は遅延と帯域効率で勝る。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2019年度)。
はいしんぎ(きょうゆうぎ/さいたんけいろぎ)
配信木(共有木/最短経路木)の意味
マルチキャストパケットが流れる経路の集合を木構造として表したもの。RPを根とし全送信元で共用するのが共有木、送信元ごとに根を持ち遅延が最小になるのが最短経路木。共有木は経路情報の保持量が少なく、最短経路木は遅延と帯域効率で勝る。
配信木(共有木/最短経路木)の具体例
受信者が10グループ×100送信元を扱う配信基盤では、最短経路木を全て張ると各ルータが1000本分の状態を保持する。状態数を抑えたい中継ルータでは共有木のままにし、遅延要件が厳しい音声グループだけ最短経路木へ切り替える、といった使い分けをする。
配信木(共有木/最短経路木)は試験でどう引っ掛けられる?
「木」はトポロジ図そのものではなくグループ単位の転送状態である。同じ物理網でもグループが違えば別の木になる。また分岐点でパケットが複製されるのであり、送信元が受信者数だけ送出するわけではない。
配信木(共有木/最短経路木)と関連する用語
配信木(共有木/最短経路木)が出た過去問
二つのルーティングプロトコルRIP-2とOSPFを比較したとき、OSPFだけに当てはまる特徴はどれか。
正解:リンク状態のデータベースを使用している。
要点:OSPFはリンクステートDBから最短経路を計算する
OSPFはリンクステート型のルーティングプロトコルで、各ルータがリンクの状態情報を交換してエリア内で同一のリンクステートデータベースを構築し、そこからダイクストラ法で最短経路木を計算する。RIP-2はディスタンスベクタ型で、このようなデータベースはもたない。
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問3(IPA)二つのルーティングプロトコルRIP-2とOSPFを比較したとき、OSPFだけに当てはまる特徴はどれか。
正解:リンク状態のデータベースを使用している。
要点:OSPFはリンクステートDBから最短経路を計算する
OSPFはリンクステート型のルーティングプロトコルで、各ルータがリンクの状態を交換してエリア内で同一のリンクステートデータベースを構築し、そこからダイクストラ法で最短経路木を計算する。RIP-2はディスタンスベクタ型なので、このようなデータベースはもたない。
出典:令和1年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問3(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。