RIPとは?
RIPとは、経由ルータ数(ホップ数)をメトリックとするディスタンスベクタ型のIGP。30秒ごとに経路表全体を隣接ルータへ広告する。最大ホップ数は15で、16は到達不能を意味する。UDPの520番ポートを使う。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では8回出題されています(2017年度〜2025年度)。
りっぷ
RIPの意味
経由ルータ数(ホップ数)をメトリックとするディスタンスベクタ型のIGP。30秒ごとに経路表全体を隣接ルータへ広告する。最大ホップ数は15で、16は到達不能を意味する。UDPの520番ポートを使う。
RIPの具体例
小規模で経路が単純なネットワークで、設定の手軽さから採用されることがある。
RIPは試験でどう引っ掛けられる?
RIP-1はクラスフルでサブネットマスク情報を交換しないため、VLSMや不連続サブネットに対応できない。RIP-2でマスク情報の交換とマルチキャスト広告に対応した。IPv6版はRIPng。
RIPと関連する用語
RIPが出た過去問
二つのルーティングプロトコルRIP-2とOSPFを比較したとき、OSPFだけに当てはまる特徴はどれか。
正解:リンク状態のデータベースを使用している。
要点:OSPFはリンクステートDBから最短経路を計算する
OSPFはリンクステート型のルーティングプロトコルで、各ルータがリンクの状態情報を交換してエリア内で同一のリンクステートデータベースを構築し、そこからダイクストラ法で最短経路木を計算する。RIP-2はディスタンスベクタ型で、このようなデータベースはもたない。
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問3(IPA)二つのルーティングプロトコルRIP-2とOSPFを比較したとき、OSPFだけに当てはまる特徴はどれか。
正解:リンク状態のデータベースを使用している。
要点:OSPFはリンクステートDBから最短経路を計算する
OSPFはリンクステート型のルーティングプロトコルで、各ルータがリンクの状態を交換してエリア内で同一のリンクステートデータベースを構築し、そこからダイクストラ法で最短経路木を計算する。RIP-2はディスタンスベクタ型なので、このようなデータベースはもたない。
出典:令和1年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問3(IPA)自律システム間の経路制御に使用されるプロトコルはどれか。
正解:BGP-4
要点:AS間の経路制御に使うのはEGPであるBGP-4
BGP-4は、AS(自律システム)と呼ばれる独立した管理単位の間で経路情報を交換するEGP(外部ゲートウェイプロトコル)で、インターネットの基幹となる経路制御に使われている。経由するASの並び(ASパス)を経路属性として持ち、ポリシーに基づく経路選択ができる。OSPFやRIPはAS内部で使うIGPである。
出典:令和3年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8(IPA)インターネットにおいて、AS(Autonomous System)間の経路制御に用いられるプロトコルはどれか。
正解:BGP
要点:AS間の経路制御を担うEGPが BGP である
BGPはAS(自律システム)と呼ばれる独立した管理単位の間で経路情報を交換するEGPであり、インターネットの基幹的な経路制御を担う。経由するASの並びであるASパスを属性として保持し、経路のループを検出できるうえ、事業者間のポリシーに基づく経路選択ができる。OSPF・IS-IS・RIPはいずれもAS内部で使うIGPである。
出典:令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問3(IPA)IPv4ネットワークにおいて、交換する経路情報の中にサブネットマスクが含まれていないダイナミックルーティングプロトコルはどれか。
正解:RIP-1
要点:RIP-1はクラスフルでマスク情報を交換しない
RIP-1はクラスフルなルーティングプロトコルであり、交換する経路情報にサブネットマスクを含まない。そのため可変長サブネットマスク(VLSM)や不連続なサブネットを扱えない。RIP-2ではマスク情報が追加され、OSPFやBGP-4も経路長(プレフィックス長)を伴って経路を広告するクラスレス対応である。
出典:令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問11(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。