PMBOKガイドとは?
PMBOKガイドとは、米国PMIがまとめたプロジェクトマネジメントの知識体系ガイド。第6版までは10の知識エリア(統合・スコープ・スケジュール・コスト・品質・資源・コミュニケーション・リスク・調達・ステークホルダ)と5つのプロセス群でプロセスを整理していた。第7版では原理原則とパフォーマンス領域を軸とした構成へ転換した。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では18回出題されています(2016年度〜2021年度)。
ぴんぼっくがいど
PMBOKガイドの意味
米国PMIがまとめたプロジェクトマネジメントの知識体系ガイド。第6版までは10の知識エリア(統合・スコープ・スケジュール・コスト・品質・資源・コミュニケーション・リスク・調達・ステークホルダ)と5つのプロセス群でプロセスを整理していた。第7版では原理原則とパフォーマンス領域を軸とした構成へ転換した。
PMBOKガイドの具体例
「立ち上げ/計画/実行/監視・コントロール/終結」の5プロセス群と10知識エリアのマトリクスで、各プロセスのインプット・ツールと技法・アウトプットを定義する体系。
PMBOKガイドは試験でどう引っ掛けられる?
PMBOKは「ガイド(知識体系の指針)」であって強制力のある規格ではない。プロセスアセスメント規格(SPA/CMMI)や品質規格(ISO 9000)とは目的が異なる。
PMBOKガイドと関連する用語
PMBOKガイドが出た過去問
PMBOKによれば,多くのプロジェクトのライフサイクルに共通する特性はどれか。
正解:プロジェクトの不確実性の度合いは,プロジェクトの開始時が最も高い。
要点:不確実性は開始時が最大、変更コストは後期ほど増大する
プロジェクトは開始時点で要求も方法も固まっておらず、不確実性とリスクが最も大きい。進行につれて情報が増え不確実性は下がっていく一方、変更やエラー訂正にかかるコストは後になるほど大きくなる。要員数は中盤で山を迎え、終盤には減っていくのが一般的な形である。
出典:平成28年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問3(IPA)PMBOKによれば,アクティビティの所要期間を見積もる際の資源カレンダーの用途として,適切なものはどれか。
正解:アクティビティが必要とする資源を利用できる作業日及びシフトを取得する。
要点:資源カレンダーは資源が稼働できる日とシフトを示す情報
資源カレンダーは、要員や設備といった資源がいつ利用可能かを示す情報で、稼働可能な作業日、シフト、休日、既に他の作業に割り当てられている期間などを記録する。所要期間の見積りでは、必要工数だけでなく資源が実際に使える日数が期間を左右するため、資源カレンダーが入力として使われる。
出典:平成28年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問7(IPA)PMBOKによれば,プロジェクトリスクマネジメントにおける定性的リスク分析で実施することのうち,適切なものはどれか。
正解:リスクの発生確率と影響度を査定した結果に基づいて,リスク登録簿を更新する。
要点:定性的リスク分析は確率と影響度で優先順位を付け登録簿を更新する
定性的リスク分析は、特定済みの各リスクについて発生確率と影響度を評価し、確率・影響度マトリックスなどを用いて優先順位を付けるプロセスである。その査定結果はリスク登録簿に反映(更新)され、続く定量的リスク分析や対応計画の入力になる。数値モデルによる分析は行わない点が定量的リスク分析との違いである。
出典:平成28年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問14(IPA)PMBOKのリスクマネジメントにおけるリスク対応戦略の適用に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:受容は,プラスのリスクとマイナスのリスクのどちらにも使用される戦略である。
要点:受容だけが脅威と好機の双方に共通するリスク対応戦略
PMBOKでは、マイナスのリスク(脅威)への戦略として回避・転嫁・軽減・受容、プラスのリスク(好機)への戦略として活用・共有・強化・受容が挙げられる。受容だけが脅威と好機の双方に共通して用いられる戦略であり、対応策をあらかじめ講じず、発生したときに対処する(あるいはコンティンジェンシー予備で備える)考え方である。
出典:平成28年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問15(IPA)PMBOKガイド第5版によれば,組織のプロセス資産に分類されるものはどれか。
正解:課題と欠陥のマネジメントの手順
要点:手順や過去実績はプロセス資産、文化や設備は環境要因
組織のプロセス資産とは、その組織が蓄積してきた計画・プロセス・方針・手順や、過去の教訓・実績情報などのことで、プロジェクトで再利用できる。課題や欠陥をどう扱うかを定めた手順書はまさにこの蓄積された手順に当たる。一方、組織文化や体制、インフラ、ステークホルダのリスク許容度は環境要因に分類される。
出典:平成29年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問2(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。