2相コミットで分散トランザクションの原子性を保証する場合、ネットワーク障害の発生によって参加者のトランザクションが、コミットすべきか又はロールバックすべきかを判断できなくなることがある。このような状況を発生させるネットワーク障害に関する説明として、適切なものはどれか。
2相コミットは決定通知前の調停者障害で参加者が不確定になる
選択肢
- ア調停者のトランザクションが、コミット又はロールバック可否の問合せを参加者に送る直前に障害になった。
- イ調停者のトランザクションが、コミット又はロールバックの決定を参加者に送る直前に障害になった。
- ウ調停者のトランザクションに、コミット又はロールバック可否の応答を参加者が返す直前に障害になった。
- エ調停者のトランザクションに、コミット又はロールバックの完了を参加者が返す直前に障害になった。
正解と解説
正解:イ 調停者のトランザクションが、コミット又はロールバックの決定を参加者に送る直前に障害になった。
2相コミットでは、参加者が第1相で可否を回答した後、調停者からの最終決定を待つ「不確定(インダウト)」状態になる。この状態のときに調停者が決定を送る直前に障害となると、参加者は自分ではコミットすべきかロールバックすべきか判断できず、資源を保持したままブロックされる。これが2相コミットの弱点として知られる。
選択肢ごとの解説
- ア問合せ送信前の障害なら、参加者はまだ何も約束していないのでロールバックできる。
- イ正解。決定送信直前の障害で、参加者が不確定状態のまま取り残される。
- ウ参加者の応答が届かなければ調停者がロールバックを決定でき、判断不能にはならない。
- エ完了報告の段階では既に決定が伝わっており、参加者は判断できている。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。