金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(令和元年)”に基づき、今年度改修した“自動化されたITに係る業務処理統制(ITAC)”の整備状況が有効であるとき、人手による内部統制よりも、サンプル数を減らし、サンプリングの対象期間を短くするなどITACの運用状況の評価作業を減らすことができる条件として、最も適切なものはどれか。
IT全般統制が有効なら自動化統制は反復性が担保され評価を簡素化できる
選択肢
- アITACの前年度の運用状況の評価が有効である。
- イITに係る全般統制が有効である。
- ウ人手による業務処理統制の運用状況が有効である。
- エ人手による業務処理統制の整備状況が有効である。
正解と解説
正解:イ ITに係る全般統制が有効である。
自動化された業務処理統制は、プログラムが変更されない限り同じ処理を繰り返すため、一度有効性を確かめれば結果が安定する。ただしこの前提が成り立つのは、プログラム変更管理やアクセス管理といったIT全般統制が有効に機能し、無断の変更が起きないことが担保されている場合に限られる。したがって全般統制が有効であることが、評価作業を簡素化できる条件となる。
選択肢ごとの解説
- ア今年度改修したのであるから、前年度の評価結果をそのまま拠り所にはできない。
- イ正しい。IT全般統制が有効であれば、自動化された統制の反復可能性が担保され、評価作業を減らせる。
- ウ人手による統制の運用状況が有効でも、自動化統制の安定性の根拠にはならない。
- エ人手による統制の整備状況も、自動化統制の評価範囲を減らす根拠にはならない。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。