AIシステムが読み込む画像などの学習データの管理を対象としてシステム監査を実施した。判明した状況のうち、監査人が、指摘事項として監査報告書に記載すべきものはどれか。
AI監査では学習データの信頼性を検証しているかが要点
選択肢
- アAIシステムの学習期間中における学習データの責任追跡性を確保するために、当該データを保管するサーバのアクセスログを取得し、定期的に確認を行っていた。
- イ学習データが消失した場合、当該データを保管するサーバのバックアップを利用し、AIシステムで学習を再開することを定めていた。
- ウ学習データの機密性の確保に際して、データを保管するサーバでアクセス制御の仕組みを実装していた。
- エ学習の基礎となるデータの信頼性の確保について、AIであれば問題ないとの憶測に基づき、実績のないAIシステムに判断させたデータを利用していた。
正解と解説
正解:エ 学習の基礎となるデータの信頼性の確保について、AIであれば問題ないとの憶測に基づき、実績のないAIシステムに判断させたデータを利用していた。
学習データの品質は、AIシステムの出力の信頼性をそのまま左右する。検証されていない実績のないAIに判断させたデータをそのまま学習に使えば、誤りが増幅されたまま本番の判断に反映される。「AIだから大丈夫だろう」という根拠のない前提そのものが統制の欠如であり、監査人が指摘事項として報告すべき状況にあたる。
選択肢ごとの解説
- アアクセスログの取得と定期確認は、責任追跡性を確保する適切な統制。指摘には当たらない。
- イバックアップからの学習再開手順を定めているのは、可用性を確保する妥当な対応。
- ウアクセス制御による機密性確保は、データ管理として適切に機能している。
- エ正解。データの信頼性を検証せず憶測に頼っており、統制の不備として指摘すべき。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。