情報システムの設計の例のうち、フェールソフトの考え方を適用した例はどれか。
フェールソフトは障害時に機能を縮退させてでも継続させる考え方
選択肢
- アUPSを設置することによって、停電時に手順どおりにシステムを停止できるようにする。
- イ制御プログラムの障害時に、システムの暴走を避け、安全に運転を停止できるようにする。
- ウハードウェアの障害時に、パフォーマンスは低下するが、構成を縮小して運転を続けられるようにする。
- エ利用者の誤操作や誤入力を未然に防ぐことによって、システムの誤動作を防止できるようにする。
正解と解説
正解:ウ ハードウェアの障害時に、パフォーマンスは低下するが、構成を縮小して運転を続けられるようにする。
フェールソフトは、障害が起きても全面停止させず、機能や性能を落としてでもサービスを継続させる設計思想である。故障した構成要素を切り離し、残った資源で処理を続ける縮退運転(フォールバック)がその典型となる。よく対比される考え方として、障害時に安全側の状態へ倒して停止するフェールセーフ、誤操作そのものを受け付けないフールプルーフがあり、「継続か、安全な停止か、誤りの防止か」で整理すると区別しやすい。
選択肢ごとの解説
- ア停電時に手順どおり安全にシステムを停止させる設計は、安全側へ倒すフェールセーフの考え方に近い。
- イ暴走を避けて安全に運転を停止するのは、被害を最小化する方向へ倒すフェールセーフである。
- ウ正しい。性能は落ちるが構成を縮小して運転を続ける縮退運転はフェールソフトの典型例である。
- エ誤操作・誤入力を未然に防ぐ設計はフールプルーフに当たる。
同じ分野の他の問題
- ヒューマンエラーに起因する障害の低減策の一つに、エラープルーフ化がある。エラープルーフ化の五つの原理のうち、作業ミスによ…2024年度 秋期 午前II 問12
- JIS Q 27000:2019(情報セキュリティマネジメントシステム-用語)におけるリスク対応についての説明として、適…2025年度 秋期 午前II 問19
- JIS Q 27000:2019(情報セキュリティマネジメントシステム-用語)におけるリスク評価についての説明として、適…2023年度 秋期 午前II 問19
- バックアップサイトを用いたサービス復旧方法の説明のうち、ウォームスタンバイの説明として、最も適切なものはどれか。2022年度 秋期 午前II 問12
- JIS Q 27000:2019(情報セキュリティマネジメントシステム-用語)の用語に関する記述のうち、適切なものはどれ…2021年度 秋期 午前II 問20
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。