RTOSを用いたシステムにおいて、優先度逆転の原因となるものはどれか。
選択肢
- ア優先度の高いタスクAが優先度の低いタスクBの実行に必要なリソースを占有しているが、タスクBはタスクAに必要なリソースを占有していない。
- イ優先度の低いタスクBが優先度の高いタスクAの実行に必要なリソースを占有しているが、タスクAはタスクBに必要なリソースを占有していない。
- ウ優先度の低いタスクBと優先度の高いタスクAが、互いに他タスクが必要なリソースを占有し合いデッドロックとなっている。
- エ優先度の低いタスクBのクリティカルセクション実行中は、他の処理に対して割込み禁止の排他制御を行う。
正解と解説
正解:イ 優先度の低いタスクBが優先度の高いタスクAの実行に必要なリソースを占有しているが、タスクAはタスクBに必要なリソースを占有していない。
優先度逆転は、高優先度タスクが必要とする資源を低優先度タスクが占有しているために、高優先度タスクが待たされる状況で起きる。さらに中間の優先度をもつタスクが低優先度タスクをプリエンプトすると、待ち時間が際限なく延びる無制限優先度逆転となる。相互に資源を奪い合うデッドロックとは別の現象である点に注意したい。
選択肢ごとの解説
- ア占有関係が逆で、高優先度タスクが資源を持っていても逆転にはならない。
- イ正解。低優先度タスクが高優先度タスクの必要資源を占有している状態が原因。
- ウ互いに資源を占有し合う状態はデッドロックであり、優先度逆転とは区別される。
- エ割込み禁止による排他はクリティカルセクションの保護手段で、それ自体が優先度逆転の定義ではない。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。