品質管理における検査特性曲線(OC曲線)は,通常,横軸にロットの不良率を,縦軸にはロットの合格率を目盛ったものである。大きさNのロットから,大きさnのサンプルを抜き取り,このサンプル中に見いだされた不良個数が合格判定個数c以下のときはロットを合格とし,cを超えたときはロットを不合格とする。NとnをNを一定にしてcを0,1,2と変えたときの,OC曲線の変化の傾向を表す図はどれか。
合格判定個数cを大きくするほど合格率の曲線は上に寄る

選択肢
- ア縦軸上の同じ点から交差せずに始まり、c=2が最も急に下がり、次にc=1、最も緩やかに下がるのがc=0という順。
- イ縦軸上の同じ点から交差せずに始まり、c=0が最も急に下がり、次にc=1、最も緩やかに下がるのがc=2という順。
- ウ縦軸付近で全曲線が一点で交差し、その後はc=0が最も低く(急に下がり)、c=1、c=2の順に上(緩やか)になる。
- エ縦軸付近で全曲線が一点で交差し、その後はc=2が最も低く(急に下がり)、c=1、c=0の順に上(緩やか)になる。
正解と解説
正解:イ 縦軸上の同じ点から交差せずに始まり、c=0が最も急に下がり、次にc=1、最も緩やかに下がるのがc=2という順。
OC曲線は不良率が0のとき合格率が1となるので、cの値にかかわらず全ての曲線が同じ点から出発する。合格判定個数cを大きくするほど合格と判定されやすくなるため、同じ不良率での合格率は高くなる。したがって曲線は共通の出発点から分かれ、c=0が最も急に下がり、c=1、c=2の順に緩やかになる。
選択肢ごとの解説
- ア曲線の上下関係は正しいが、共通の出発点から分かれる形になっていない。
- イ同様に出発点の扱いが不適切で、OC曲線の性質を表せていない。
- ウ共通の点から分かれ、cが大きいほど合格率が高くなる形で、これが正解。
- エcが大きいほど合格率が低くなっており、上下関係が逆である。
同じ分野の他の問題
- 図は、製品の製造上のある要因の値xと品質特性の値yとの関係をプロットしたものである。この図から読み取れることはどれか。2024年度 公開問題 科目A 問19
- 図は特性要因図の一部を表したものである。a、bの関係はどれか。2019年度 春期 午前 問77
- 連関図法を説明したものはどれか。2018年度 秋期 午前 問76
- 抜取り検査において、ある不良率のロットがどれだけの確率で合格するかを知ることができるものはどれか。2018年度 春期 午前 問76
- プロジェクトで発生した課題の傾向を分析するために、ステークホルダ、コスト、スケジュール、品質などの管理項目別の課題件数を…2017年度 秋期 午前 問54
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。