製造業のA社では、ECサイト(以下、A社のECサイトをAサイトという)を使用し、個人向けの製品販売を行っている。Aサイトは、A社の製品やサービスが検索可能で、ログイン機能を有しており、あらかじめAサイトに利用登録した個人(以下、会員という)の氏名やメールアドレスといった情報(以下、会員情報という)を管理している。Aサイトは、B社のPaaSで稼働しており、PaaS上のDBMSとアプリケーションサーバを利用している。 A社は、Aサイトの開発、運用をC社に委託している。A社とC社との間の委託契約では、Webアプリケーションプログラムの脆弱性対策は、C社が実施するとしている。 最近、A社の同業他社が運営しているWebサイトで脆弱性が悪用され、個人情報が漏えいするという事件が発生した。そこでA社は、セキュリティ診断サービスを行っているD社に、Aサイトの脆弱性診断を依頼した。脆弱性診断の結果、対策が必要なセキュリティ上の脆弱性が複数指摘された。図1にD社からの指摘事項を示す。 〔図1 D社からの指摘事項〕 項番1 Aサイトで利用しているアプリケーションサーバのOSに既知の脆弱性があり、脆弱性を悪用した攻撃を受けるおそれがある。 項番2 Aサイトにクロスサイトスクリプティングの脆弱性があり、会員情報を不正に取得されるおそれがある。 項番3 Aサイトで利用しているDBMSに既知の脆弱性があり、脆弱性を悪用した攻撃を受けるおそれがある。 設問 図1中の各項番それぞれに対処する組織の適切な組合せを、解答群の中から選べ。

PaaSではOS・ミドルは事業者、アプリは利用者側の責任

頻出基本情報技術者試験2022年度 公開問題 科目B17/セキュリティ / 組織的対策

項番1 Aサイトで利用しているアプリケーションサーバのOSに既知の脆弱性があり、脆弱性を悪用した攻撃を受けるおそれがある。 項番2 Aサイトにクロスサイトスクリプティングの脆弱性があり、会員情報を不正に取得されるおそれがある。 項番3 Aサイトで利用しているDBMSに既知の脆弱性があり、脆弱性を悪用した攻撃を受けるおそれがある。

選択肢

正解と解説

正解: 項番1: B社, 項番2: C社, 項番3: B社

責任の分界点は、誰がその層を管理しているかで決まります。PaaSではOSやミドルウェアの管理は事業者側の範囲なので、アプリケーションサーバのOSとDBMSの既知の脆弱性への対処はPaaS提供者であるB社が担います。一方、クロスサイトスクリプティングはWebアプリケーションプログラムの脆弱性であり、委託契約で対策を担うと定めたC社が対処します。

選択肢ごとの解説

出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目B 問17(IPA)

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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。