あるIdP(Identity Provider)は,パスキー(Passkey)認証をサポートしており,利用者Aは,このIdPのFIDO認証器として,自分のスマートフォンの生体認証機能を登録してある。また,WebサーバBは,このIdPを使ってログインが可能である。利用者AのWebブラウザからWebサーバBにアクセスする際,利用者Aの生体情報を受信するもの,受信しないものの組合せのうち,適切なものはどれか。
FIDOでは生体情報は認証器内に留まり署名だけが外へ出る
| 利用者AのWebブラウザ | WebサーバB | IdP | |
|---|---|---|---|
| ア | 受信しない | 受信しない | 受信しない |
| イ | 受信しない | 受信する | 受信する |
| ウ | 受信する | 受信しない | 受信しない |
| エ | 受信する | 受信する | 受信する |
選択肢
- ア利用者AのWebブラウザ:受信しない / WebサーバB:受信しない / IdP:受信しない
- イ利用者AのWebブラウザ:受信しない / WebサーバB:受信する / IdP:受信する
- ウ利用者AのWebブラウザ:受信する / WebサーバB:受信しない / IdP:受信しない
- エ利用者AのWebブラウザ:受信する / WebサーバB:受信する / IdP:受信する
正解と解説
正解:ア 利用者AのWebブラウザ:受信しない / WebサーバB:受信しない / IdP:受信しない
FIDOやパスキーの設計思想は、生体情報を認証器(この場合はスマートフォン)の内部だけに保持し、ネットワークへは一切送出しないことにある。認証器はローカルで生体照合を行い、成功したときだけ内部の秘密鍵でチャレンジに署名し、その署名だけをサーバ側へ渡す。したがってブラウザ・WebサーバB・IdPのいずれも生体情報を受信せず、アが正しい。
選択肢ごとの解説
- ア正しい。生体情報は認証器内に留まり、どこにも送信されない。
- イサーバやIdPが生体情報を受け取るという前提が誤り。
- ウブラウザにも生体情報は渡らない。認証器が署名だけを返す。
- エ生体情報がネットワークを流れるという前提そのものがFIDOの設計に反する。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。