ランサムウェアと二重脅迫とは?
ランサムウェアと二重脅迫とは、データを暗号化して復号と引き換えに金銭を要求するマルウェア。近年は暗号化前にデータを窃取し「払わなければ公開する」と重ねて迫る二重脅迫が主流。応用情報では、バックアップだけでは情報漏えいを防げないという対策設計の観点が問われる。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2023年度〜2024年度)。
らんさむうぇあとにじゅうきょうはく
ランサムウェアと二重脅迫の意味
データを暗号化して復号と引き換えに金銭を要求するマルウェア。近年は暗号化前にデータを窃取し「払わなければ公開する」と重ねて迫る二重脅迫が主流。応用情報では、バックアップだけでは情報漏えいを防げないという対策設計の観点が問われる。
ランサムウェアと二重脅迫の具体例
VPN機器の既知脆弱性から侵入され、ファイルサーバとバックアップ領域がまとめて暗号化される事故が多い。対策はバックアップを世代管理し、少なくとも1系統をネットワークから切り離す(オフライン・イミュータブル保管)ことと、復旧手順の実地演習である。
ランサムウェアと二重脅迫は試験でどう引っ掛けられる?
「バックアップがあれば身代金を払わずに済む」は片面。二重脅迫では公開の脅しが残る。またオンラインの共有フォルダに置いたバックアップは同時に暗号化されるため、保管場所の分離が伴わないと対策として機能しない。
ランサムウェアと二重脅迫と関連する用語
ランサムウェアと二重脅迫が出た過去問
PCのストレージ上の重要なデータを保護する方法のうち、ランサムウェア感染による被害の低減に効果があるものはどれか。
正解:WORM(Write Once Read Many)機能を有するストレージを導入して、そこに重要なデータをバックアップする。
要点:WORMは書換え不能なのでランサムウェア対策に有効
ランサムウェアはPCから書込み可能な領域を探して暗号化するため、バックアップ先が上書き可能だとバックアップごと被害を受ける。WORM機能をもつストレージは一度書き込んだデータを書換えや削除ができないので、感染してもバックアップが保護され、そこから復旧できる。書換え可能なネットワークドライブや常時同期のレプリケーションは、被害がバックアップ側にも波及する。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問43(IPA)ディープフェイクを悪用した攻撃に該当するものはどれか。
正解:AI技術によって加工したCEOの音声を使用して従業員に電話をかけ、指定した銀行口座に送金するよう指示した。
要点:ディープフェイクはAIで顔や声を偽造しなりすます攻撃
ディープフェイクは、AI(深層学習)を用いて実在する人物の顔や声を精巧に偽造する技術である。これを悪用した攻撃とは、偽造した経営者の音声や映像で本人になりすまし、送金などを指示する類の詐欺を指す。他の選択肢はランサムウェアや詐欺メール、不正ログインであり、生成技術による偽造とは異なる。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問39(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。