RTO・RPO・RLOとは?
RTO・RPO・RLOとは、障害発生時の復旧目標を表す3つの指標。RTO(目標復旧時間)は障害発生からサービスを復旧させるまでの目標時間、RPO(目標復旧時点)はどの時点のデータまで復旧できるようにするかの目標、RLO(目標復旧レベル)は復旧時にどの程度の機能・性能レベルまで回復させるかの目標を表す。
基本情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2019年度〜2025年度)。
あーるてぃーおー・あーるぴーおー・あーるえるおー
RTO・RPO・RLOの意味
障害発生時の復旧目標を表す3つの指標。RTO(目標復旧時間)は障害発生からサービスを復旧させるまでの目標時間、RPO(目標復旧時点)はどの時点のデータまで復旧できるようにするかの目標、RLO(目標復旧レベル)は復旧時にどの程度の機能・性能レベルまで回復させるかの目標を表す。
RTO・RPO・RLOの具体例
「RTOは3時間以内、RPOは12時間前まで」と定めた場合、障害発生から3時間以内にサービスを再開し、失われるデータは最大でも12時間分に抑えられるようバックアップ間隔を設計する必要がある。RLOでは「まず主要機能のみ50%の処理能力で復旧し、その後100%へ戻す」といった段階的な目標を定める場合もある。
RTO・RPO・RLOは試験でどう引っ掛けられる?
RTOは「時間の長さ」、RPOは「データの遡り幅」、RLOは「復旧する機能・性能の水準」という、着目する対象の違いを混同しやすい。
RTO・RPO・RLOと関連する用語
RTO・RPO・RLOが出た過去問
事業継続計画で用いられる用語であり、インシデントの発生後、次のいずれかの事項までに要する時間を表すものはどれか。(1) 製品又はサービスが再開される。(2) 事…
正解:RTO
要点:RTOは再開までの時間目標、RPOは戻すデータの時点目標
RTOは目標復旧時間で、障害発生から業務やサービスを再開させるまでに許容できる時間の目標を表す。これに対しRPOは目標復旧時点で、どの時点のデータまで戻すことを許すかという「時間軸上の位置」を示す指標である。MTBFとMTTRは信頼性・保守性の指標で、事業継続計画の目標値ではない。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問57(IPA)A社は従業員200名の電子機器メーカーである。東京に本社があり、新潟に工場がある。 A社では、ファイルサーバを図1のように運用している。 〔図1 A社のファイル…
正解:a1: 火曜日の正午 / a2: 4.50 / a3: CISO
要点:RPOは遡る時点、RTOは復旧時間。承認者はCISO
RPOが72時間なので、金曜日の正午に障害が起きた場合は少なくともその72時間前、つまり火曜日の正午時点のデータまでは復元できなければならない。木曜日の正午の障害では、土曜日のフルバックアップに加えて火曜日と木曜日の2回分の増分バックアップを適用するため、4時間+0.25時間×2=4.50時間かかる。またICT継続の計画書のような重要文書は、担当者や監査部門ではなく責任者であるCISOが承認する。
出典:令和7年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuB 問6(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。