フォールトトレランスとは?
フォールトトレランスとは、システムの一部に障害が発生しても、全体としては機能を維持し続けられるように、あらかじめ冗長な構成(予備の装置など)を組み込んでおく設計の考え方。
ITパスポートの過去問では3回出題されています(2009年度〜2015年度)。
ふぉーるととれらんす
フォールトトレランスの意味
システムの一部に障害が発生しても、全体としては機能を維持し続けられるように、あらかじめ冗長な構成(予備の装置など)を組み込んでおく設計の考え方。
フォールトトレランスの具体例
サーバーを2台用意し、1台が故障してももう1台が処理を引き継ぐことでサービスを止めない構成にする。
フォールトトレランスは試験でどう引っ掛けられる?
似た言葉の区別が要。障害時も機能を保つのがフォールトトレランス、機能を落としてでも継続するのがフェールソフト、安全側に停止するのがフェールセーフ、誤操作を防ぐのがフールプルーフ。
フォールトトレランスと関連する用語
フォールトトレランスが出た過去問
フールプルーフの考え方として、適切なものはどれか。
正解:人間がシステムの操作を誤ってもシステムの安全性と信頼性を保持する。
要点:フールプルーフは誤操作しても危険に至らせない設計
フールプルーフは、利用者が誤った操作をしても危険な状態に至らないよう、あらかじめ入力を制限したり確認を求めたりする設計思想である。誤りが起きた後の被害を抑えるフェールセーフや、故障しても機能を維持するフォールトトレランスとは、着目点が異なる。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問67(IPA)事業者の基幹となる業務で使用しているシステムにおける障害対策の考え方のうち、最も適切なものはどれか。
正解:障害の発生は避けられないものと考えて、一部の障害によってシステム全体が停止したり、業務が再開できなくなったりしないような対策を準備すべきである。
要点:障害は起きる前提で、全体停止させない備えを用意する
基幹業務システムでは、障害は完全には避けられない前提に立ち、一部の故障が全体停止や業務中断に波及しないよう冗長化や縮退運転などの備えをしておくことが重要である(フォールトトレランスの考え方)。また障害発生時は定められた手順に従って速やかに関連部門へ連絡し、原因究明のための記録を確保してから復旧に当たるのが原則である。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問33(IPA)システムや機器の信頼性に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:故障などでシステムに障害が発生した際に、システムの処理を続行できるようにすることをフォールトトレランスという。
要点:障害時も処理を続けるのがフォールトトレランス
フォールトトレランスは、障害が起きても機器を多重化するなどして処理を続けられるようにする考え方である。他の3つの記述は内容自体は正しいが用語の当てはめが入れ替わっている。安全側に停止させるのがフェールセーフ、誤操作しても問題が起きないようにするのがフールプルーフ、高品質な部品で故障そのものを避けるのがフォールトアボイダンスにあたる。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問64(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。