ミラーリングとは?
ミラーリングは、同じデータを複数の記憶装置やシステムに同時に書き込み、常に同じ内容を保持させておく技術である。片方の記憶装置が故障しても、もう片方に同じデータがそのまま残っているため、データを失うことなくシステムの運用を継続できる。RAIDにおけるRAID1構成はディスクレベルでのミラーリングの代表例であるが、より広い意味では、データベースやサーバー単位で別の拠点にリアルタイムに複製を作る仕組みもミラーリングと呼ばれ、災害対策(ディザスタリカバリ)の観点からも重要な技術とされる。
ITパスポートの過去問では8回出題されています(2010年度〜2019年度)。
ミラーリング
ミラーリングの意味
ミラーリングは、同じデータを複数の記憶装置やシステムに同時に書き込み、常に同じ内容を保持させておく技術である。片方の記憶装置が故障しても、もう片方に同じデータがそのまま残っているため、データを失うことなくシステムの運用を継続できる。RAIDにおけるRAID1構成はディスクレベルでのミラーリングの代表例であるが、より広い意味では、データベースやサーバー単位で別の拠点にリアルタイムに複製を作る仕組みもミラーリングと呼ばれ、災害対策(ディザスタリカバリ)の観点からも重要な技術とされる。
ミラーリングの具体例
重要な業務データを保存するディスクをミラーリング構成にしておき、片方のディスクが物理的に故障しても、もう片方のディスクからそのままデータを読み出して業務を継続する。
ミラーリングは試験でどう引っ掛けられる?
RAID1はミラーリングの代表的な実装だが、RAID5のようにデータを分散して記録しつつ誤り訂正情報を持たせる方式とは仕組みが異なる点を混同しないよう注意する。
ミラーリングと関連する用語
ミラーリングが出た過去問
PCのキャッシュメモリを説明したものはどれか。
正解:CPUコアと主記憶の間にあって、データを高速に読み書きするためのメモリ
要点:キャッシュはCPUと主記憶の速度差を埋める
キャッシュメモリは、CPUと主記憶の速度差を埋めるためにその間に置かれる高速で小容量のメモリである。よく使うデータや命令を保持しておき、CPUが主記憶にアクセスする回数を減らすことで全体の処理速度を上げる。仮想記憶やミラーリングとは目的も仕組みも異なる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問66(IPA)RAID1(ミラーリング)の特徴として,適切なものはどれか。
正解:2台以上のハードディスクに同じデータを書き込むことによって,データの可用性を高める。
要点:RAID1は同じ内容を二重に書いて可用性を高める
RAID1(ミラーリング)は、同じ内容を複数のハードディスクに同時に書き込む方式である。片方のディスクが故障してももう片方で処理を継続できるため可用性が高まるが、同じデータを二重に持つので利用できる容量は全体の半分になる。分割して並列に書くストライピングや、パリティを分散させる方式とは仕組みが異なる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問82(IPA)複数のハードディスクに同じ内容を書き込み、信頼性を向上させる方式はどれか。
正解:ミラーリング
要点:ミラーリング(RAID1)は同内容を二重書きして信頼性を上げる
ミラーリングは同じ内容を複数のハードディスクへ同時に書き込む方式で、一方が故障してももう一方で処理を続けられるため信頼性が高まる。RAID1に相当する。データを分割して複数台へ分散書込みするストライピング(RAID0)は速度を上げるが、信頼性はむしろ下がる。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問55(IPA)同じ容量の2台のハードディスクを使う記録方式を考える。2台をストライピングする方式と比較して、ミラーリングする方式では、記録できる情報量は何倍になるか。
正解:0.5
要点:ミラーリングの実効容量はストライピングの半分
ストライピング(RAID0)はデータを2台に分散して書くため、利用できる容量は2台分になる。一方ミラーリング(RAID1)は同じ内容を2台に二重書きするので、実際に使える容量は1台分にとどまる。よってミラーリングの記録可能量はストライピングの0.5倍となる。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問73(IPA)システムで利用するハードディスクをRAIDのミラーリング構成にすることによって、高めることができる情報セキュリティの要素はどれか。
正解:可用性
要点:ミラーリングが高めるのは可用性
ミラーリング(RAID1)は同じ内容を2台のディスクへ同時に書き込む方式で、片方が故障してももう片方で運用を続けられる。つまり必要なときにシステムを使える度合いである可用性を高める仕組みである。内容を秘匿する機密性、なりすましを防ぐ真正性、行為を追跡できる責任追跡性には直接寄与しない。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問84(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。